2010年12月10日金曜日

82歳の祖母の肺ガンについて、アドバイスお願い致します。

82歳の祖母の肺ガンについて、アドバイスお願い致します。

さん

82歳の祖母の肺ガンについて、アドバイスお願い致します。

今年5月に、通院していた地元の病院で、検診の際に、肺がんが見つかりました。
状態は、初期のもので「1B」との事でした。
手術か、投薬治療かを選ぶように言われ、手術を希望しました。

しかし、地元の病院では、手術はできないとの事で、
他の病院へ紹介状を書いてもらい、状況確認含め、再度診てもらい、手術可能との事で、82歳ではありましたが、手術に踏み切りました。

左肺半分(上葉)切除にて、他の部位への転移もなく結果は成功しました。
手術してもらった病院からは、
「半年毎に来院するように。薬は出しますが、飲みたくなければ飲まなくても大丈夫です。」と言われ、地元の病院に手紙を書いて送ってもらいました。

3日ほど前に、手術後、初めて地元の病院へ検診に行った所、
「薬は、1日2回、必ず飲んで下さい」と言われ、UFTEという顆粒状の薬を処方されました。
1人暮らしで、副作用も怖く、できれば飲みたくない、と言っているのですが、どうしたらいいでしょうか?
現在の体調は、息切れがして、体がだるく、とても疲れやすい状態です。
アドバイス、宜しくお願い致します。

さん
まずは手術が成功したことをお慶び申し上げます。
私は3年ほど前に1B期の腺がんで右上葉摘出手術を受け、2年間UFTを服用しました。
私の場合は特に副作用はありませんでした。

1B期の5年生存率は約75%ですが、腺がんで2年間UFT服用の場合生存率が85%になったという研究成果があります。
これの意味するところ(大雑把にですが)は
(1)75%は何もしなくても完治している。
(2)25%はその後再発するが、2年間UFT服用により10%は完治する。
(3)UFT服用の効果があった10%以外の90%は副作用のリスクのみ負う。
そして、患者がどちらになるか(効果があるのとリスクのみ負うのと)分からないことから、患者に選ばせることが多いようです。

UFTはみんながよく想像する点滴の抗がん剤と比べると副作用は軽い(あるいは出る人の比率が低い)と思います。脱毛もほぼありません。ただし、重い副作用のケースもありますので血液検査等しっかり医師のフォローが必要です。

当面、処方をうけた医師に経過観察してもらいながら服用し、つらかったらすぐ止めるというのではいかがでしょう。
その場合5年生存率とかの話は患者本人には年齢的にもきついこともありますので、「副作用は軽いらしいので念のため飲む。つらかったらすぐ止めたらいい。」くらいで勧めたらいいと思います。
もちろん飲まないという選択肢も間違いではないと思います。
なお、単なる1患者の知識ですから内容については医師に確かめてください。

体調については、大きな手術後ですし気候的にもつらい時期ですからゆっくり回復していくと思いますよ。
あせらずゆったりが1番とお伝えください。

82歳の祖母の肺ガンについて、アドバイスお願い致します。