2010年2月17日水曜日

出来れば関西圏で膵臓癌の手術をしてくれる病院を教えてくださいlt;(_ _)gt;

出来れば関西圏で膵臓癌の手術をしてくれる病院を教えてくださいlt;(_ _)gt;

さん

出来れば関西圏で膵臓癌の手術をしてくれる病院を教えてください (_ _)

初めまして。
この度息子38歳が膵臓癌と診断されました。先月7月末に背中の痛みとひどい黄疸で入院をし、検査結果が膵臓癌でした。
幸いどこにも転移していなかったのですが、余命半年から1年と宣告されました。
担当医には「手術ができない」と言われ、後は放射線治療と抗がん剤治療で痛みを少なくしていくしかできないと言われました。

膵臓癌と戦っている方々のブログや知恵袋での質問を読んでいると、膵臓癌を摘出できた後に抗がん剤治療という方や、他にも転移が見られても手術ができた方もいらっしゃいました。

私の息子はステージⅣ、膵臓頭部癌、転移なしです。

抗がん剤、放射線治療を前向きに頑張ってみると、気持ちを奮い立たせて言った息子ですが、その言葉の裏には「治療をしても先は長くない」という葛藤もあると思います。

せめて癌を取る事ができたら、もっと生きたいという気持ちがでてくると思うのです。

息子は兵庫県に住んでいるのですが関西圏で膵臓癌の手術の症例がある病院を御存知でしたら教えていただけませんか?

大変難しい手術と聞いているので、息子が手術を受けれるかどうかはもちろん分かりませんが、少しでも可能性があるなら調べつくして悔いの残らないようにしたいのです。

どうぞよろしくお願いします。

さん
まず、様々なガンの中でも膵癌(膵臓癌)は治療の難しいガンの代表です。

30歳代で膵臓癌を発症することは皆無ではありませんが、若年発症です。
診断を疑うわけではありませんが、まずガンであることの確定が必要です。
CT、MRI、ERCPなどによる画像診断はモチロンですが、膵液や胆汁の採取による細胞診、もし腫瘍が十二指腸や膵管に露出していれば、組織の一部を採取して組織診断を行います。
こうした一連の診断が難しいことが膵癌の難しいところでもあるのですが、細胞診?組織診で癌細胞が確認されて初めてガンが確定します。

実は私自身も以前に「膵癌」の診断を下された40歳代の男性の治療を依頼されたことがあります。前医は画像診断を根拠に診断を下したのですが、細胞診?組織診はありませんでした。確かに画像上は膵癌と言って良いものでしたが、改めて細胞診?組織診を行いましたが、ガンであることの証拠が得られませんでした。色々検査をしますと、結果的にこの方は「自己免疫性膵炎」という特殊な膵炎であり、内科的に治療することになりました。

画像上、膵癌と膵炎を鑑別(識別して診断を下すこと)することはなかなか難しいことです。細胞診?組織診により「膵癌である」ということが確定すれば方針が定まるのですが、「膵癌ではない」ということは、なかなか言い切れないのです。本当に膵癌ではないのか?と悩まされることは時にあります。どうしても証拠が得られないが、膵癌であることが限りなく疑わしい場合は、特に若年者の場合、「膵癌」と考えて対処していくべきでしょう。

さて、膵癌が確定した(もしくは限りなく「クロ」に近い)場合は、治療方針を決めることになります。ステージIVで転移が無いということはあります。ただ、この場合、転移が無い代わりに癌が、隣接する血管や臓器を巻き込んでいるという状況です。
特に問題になるのは「門脈」や「上腸間膜動脈」といった重要血管に癌が及んでいる状況です。これらの血管は切り離すことができませんので、(仮に切り離すのならば「再建」しなくてはなりません)特に動脈に癌浸潤があれば、「切除不能」と判断するのが一般的です。
実は膵癌の診断がついた時点で「切除不能」と診断される確率は60-70%以上に及びます。
逆に「手術可能」な方は30%程度(施設によっては10%程度というところもあります)です。
また、癌の治療成績を示す指標として「5年生存率(=5生率)」という言葉があります。5年後に生き残っているかどうか、ということですが、やや古い統計では、膵癌全体の5生率は10-20%です。これら、生存者の受けた治療は殆どが「切除手術」であるという事実を踏まえれば、やはり「切れるのであれば切る」ということが長期生存のための条件ということになります。加えて、ジェムザール?TS-1(ティーエスワン)という抗癌剤の登場により生存率は改善しつつあります。

仮にどうしても切除不能だということなら、黄疸を改善した上で、抗癌剤治療ということになるでしょう。かつて膵癌に有効な抗癌剤が無かった時代は、切除不能となれば5年生存はおろか、平均余命は3カ月程度でした。抗癌剤の登場により切除不能の患者さんも闘えるようになってきましたが、厳しい状況には違いありません。

黄疸を伴っているとのことですから、あまり、あちこちへ「ドクターショッピング」をしている余裕は無いと思いますが、主治医の先生を窓口にして、手術を引き受けてくれる病院を探すのが最も近道だと思います。
?癌と診断した根拠は何か?
?手術不能の理由は何か?
?一般的な治療を超えてでも手術を引き受けてくれる病院は無いのか?
などを充分に相談して下さい。

私自身は岡山県で外科医をしています。当院では手術?抗癌剤治療を含めてかなり積極的にやっています。
兵庫県西部に知った病院?外科医もいます。
ネットの情報は玉石混淆で、怪しい治療もかなり含まれていますので、やはり、担当医を経由して病院を模索するのが最もオススメです。

信頼できる医師と充分に相談した上で、後悔無きよう、皆さんが納得できる治療を受けて下さい。
現在医療現場は苛酷で、忙しい医師が多いと思いますが、じっくり相談に乗ってくれない医師はむしろ「怪しい」と考えるべきでしょう。

御本人?御家族の奮闘をお祈りしております。

さん
S4の膵頭部がんで転移なしというのは考えられないのでどこか転移があるの
でしょう。 その場合、通常の放射線治療では全病変をたたけないので適応外
となるはずです。

もし、少しでも有効な治療を希望されるのであれば、全病変への放射線治療
と特異的免疫治療の併用の可能性があります。しかし、その場合でも黄疸の
処置、原発近くの十二指腸狭窄の回避などの前処置が必要となる場合が
多いと思います。

下記クリニックでピンポイント放射線治療と特異的免疫治療を併用して提供
しています。もしご興味がおありでしたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。

セレンクリニック 無料医療相談 03-3449-6095

http://www.seren-clinic.com/


最先端がん治療 『免疫放射線療法 (放射線治療+がん標的免疫療法) 』

http://www.seren-clinic.com/case/2007/09/post_5.php


※免疫放射線療法は、セレンクリニックのがん治療であるがん標的免疫療法
(がん樹状細胞療法)と当クリニック連携医療機関で行う定位的放射線照射
/ 定位照射(高い精度でがんに集中して放射線照射する)という最先端の
放射線治療とを併用する新しいがん治療法です。

さん
今年1月にこの病気で母を亡くした者です。
大阪府立成人病センターはいかがでしょうか、抗がん剤治療でガンを小さくしてから手術することも可能と聞きました。
関西では1、2位の手術数をこなしていると思います。
それから情報源として『すい臓がんアクションネットワーク』、
http://pancan.jp/component/option,com_frontpage/Itemid,1/

も見られたらいかがでしょうか。
母の場合、ステージⅢで手術をしました、しかしすぐに再発しました。2年近く生きることができました。(サリドマイド服用で延命できた気がします。)
他、高額な免疫療法や丸山ワクチンをチャレンジしましたが効果は感じれなかったです。
すこしでも可能性があるなら手術に挑戦されたらと思います。
長生きすることで新しい選択ができるかもしれません。

さん
京大病院がよろしいかと思います。
すい臓がん治療にも力を入れているようです。

http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~pancreas/

また、京大はいい先生が多いです。
世界トップレベルの医療なので全国から患者さんが来られます。
また、京大は難治的な治療をしているのが特徴かと思います。
お大事になさってくださいね。

出来れば関西圏で膵臓癌の手術をしてくれる病院を教えてくださいlt;(_ _)gt;