2015年7月26日日曜日

右胸にしこりがあったので触診?超音波検査?マンモグラフィー検査を受けました。...

右胸にしこりがあったので触診?超音波検査?マンモグラフィー検査を受けました。...

さん

右胸にしこりがあったので触診?超音波検査?マンモグラフィー検査を受けました。
右胸は良性で心配ないと言われたのですが、何も感じなかった左胸のほうをまた3ヶ月後調べましょうと言われました。

直径1.5センチくらいのの範囲で細かい塩をバラまいたような画像が映し出されていて、「石灰化」しているといわれました。今日の段階では完璧に「白」とは言えないので、3ヶ月後に再度検査しましょうと言われました。???これは一般にどういう意味で取ればいいのでしょうか?たいがいはがんではないという話を聞いたことがあるのですが。去年の秋に受けた乳がん検診ではこのような異常は見られませんでしたので、少し心配です。3か月もただ待つのもなんだか焦れるし、このような経験をお持ちの方、経験談をお願いできませんか?(結局は、検査の結果次第なのですが、いてもたってもいられないので???)よろしくお願いします。

さん
私は経験者ではなく、乳腺の医師ですがお答えします。乳腺の石灰化は特に細かい石灰化ほど鑑別が必要です。一般に細かく集族しているほど悪性度は高くなります。マンモグラフィでの石灰化は大きさ、形、分布の仕方などからカテゴリーの1から5までの5段階に分けて悪性度の指標にします。おそらくカテゴリー3と判断されたのだと思いますが、これはほぼ良性と考えられるが悪性も否定はできないといった程度のものです。積極的に癌の石灰化を疑わないが、一応経過を数ヶ月ごとにみて変化があればその時精密検査をしようと考えます。以前の検診でマンモグラフィを撮っていれば比較読影をして判断することができますが、同じ施設でしょうか。石灰化が増えていたり、カテゴリーが上がっていれば、結果的に乳癌の初期の石灰化の可能性もあるわけで、患者さんによってはその間の経過観察に不安を感じる方もけっこういます。このような場合、一律的に対応するのではなくて、積極的に検査を望む患者さんに対しては石灰化の部分の組織を採取する検査をしてもよいと考えます。マンモトーム生検という検査法です。乳腺専門の施設でないとなかなか実施できませんので、一般の外科や検査の設備がない病院だと経過観察することで対処することが多くなります。

右胸にしこりがあったので触診?超音波検査?マンモグラフィー検査を受けました。...