食道癌 高齢(80歳)の義父が水も飲めなくなりました。
さん食道癌 高齢(80歳)の義父が水も飲めなくなりました。
5月末ぐらいから嚥下障害が出始め、6月に各種検査の結果、食道癌がわかりました。
医師からは、6月の時点で余命1年と言われています。
高齢と言う事もあり、手術?抗がん剤は体力的に無理と言われ(昔、胃潰瘍で胃を2/3取っているため)、
放射線治療のみを37回受けましたが、お医者様が思っていたほどの効果は無かったようで???
入院で様子を見ていたのですが、食欲も無く、食事(重湯)すら口に入れては吐き出し、
最近あまりにも飲み込めなさ過ぎるので、
バリウムを飲む検査をしたところ、腫瘍の部位で止まっていて、少しも通過していなかったようです。
今は、1日、点滴1000ml(ビーフリード)のみで、体重も40キロ以下まで落ちてしまいました。
来週、カメラをして食道ステントが可能かどうかを調べてもらえるのですが、
今の状態で、ステントをしても義父の体力は持つのでしょうか????
癌は、上のほうで気管の近くだそうです。
どうしてあげる事が、義父にとって最善な方法なのでしょうか?
今は、毎日お見舞いに行くことしか出来ていません。
食道癌に詳しい方いらっしゃいましたら、どうか教えて下さい。
さん
重症のお父様を抱えられ、心中お察しします。
おお父様の体力が元通りに回復されることはないでしょう。
ご高齢であること自体と、根本的な原因である癌を除去できないという状況である以上、これからはいかに体力が衰えるスピードを遅らせてあげるか、という治療しかできませんし、実際お父様の主治医もそうされているようですね。
ステントが可能であれば、胃から(自分の消化管から)栄養を吸収することができるので、今のまま点滴だけで栄養を補充するだけの状態よりは、体力の衰えは防げるかもしれません。
しかし、ステントが可能で、口から食べたりや鼻管からの食事が可能になったとしても、それは今の時点でのベストであるというだけで、根本原因である癌自体が進行し、癌自体が体力を奪っていくことを止めることはできません。
ですので、すてんと自体で体力がもたなくなることはありませんが、劇的に回復することも、ずっと現状維持できることも、難しいでしょう。
遅かれ早かれ、というと厳しい表現になってしまい申し訳ないのですが???
私の祖父もそれに近しい状態で、先日癌発見から2年を経て亡くなりました。
本人も主治医を信用していましたので治療方針は本当にお任せしていました。
幸い私の祖父も質問者様のお父様も意識がはっきりされているのが共通しているようなので参考になれば良いのですが、
私達が今もそうしてあげられて良かったと思えていることを下に書かせていただきます。
?母(本人の娘)が毎日お見舞い
?今まで聞けなかった、聞こうともしていなかった祖父の若いころの話、戦争の話、色んな経験の話を意識がはっきりしている間に聞いてあげられた
?元気になったら何がしたいか、を聞きだして、昔の友人や疎遠になっていた遠くにいる親戚と会いたいと聞き、外出出来るうちは出来るだけ外で、出来なければ訪れてもらえるよう手配した
?濃厚な延命治療は希望していなかったので、ある程度全身状態が落ち着いた状態で、一旦帰宅し自宅で娘が世話をしていました。訪問看護を利用しながら状態が悪ければ主治医に問い合わせたり病院へ、という繰り返しで、1か月間自宅で静かに過ごし、悪くなって入院したその翌日に亡くなりました。
個人的な意見ですが、治療できない段階の癌があるという以上、本人にとって負担になる延命治療は残される側の自己満足でしかないと思います。
余命があとわずかしかないのは、ご高齢でもありますし、動かしがたい事実です。
この残された時間を、如何に有意義に、本人とご家族が思い残すところなくその日を迎えられるような時間の遣い方ができるか、というのが唯一家族としてしてあげられることではないのかな、と思います。
長文失礼いたしました。
ご本人の苦痛がない闘病生活であられることをお祈りいたします。