直腸がんからの肝臓?肺転移。直腸は手術しますが、肝臓、肺は抗がん剤とのこと。...
さん直腸がんからの肝臓?肺転移。直腸は手術しますが、肝臓、肺は抗がん剤とのこと。抗がん剤開始が３ヶ月も先です。大丈夫なのでしょうか？
６７歳の義父が直腸がんからの肝臓、肺転移があることが分かりました。直腸は手術、肝臓は腫瘍の個数が多く手術ができず、肝臓、肺は抗がん剤での治療となりました。
直腸のガンは腸を塞いでしまい、腸閉塞になっているのでまずは２週間入院をして腸を空にし、それから直腸の手術だということです。直腸の手術に関しては３週間ほど入院、今月末～来月の頭に退院できるとのこと。
しかし、肝臓、肺の抗がん剤は来年からというのです。
まずは体力の回復、食事が取れるようになり腸の働きがよくなってからでないと抗がん剤は始められないというのですが
来年からというのはあまりに先のような気がするのですが。
余命は特に聞かせれていませんが、素人の感覚としてすぐに治療に入ってほしいと思ってしまいます。
手術から抗がん剤まで３ヶ月の空くことは良くあることなのでしょうか？
さん
義父さんを診ていないので一般論。
抗がん剤は使えばすぐに癌が消えるというもんじゃない。いくつかの組み合わせで効果があればラッキーだけど、副作用だけがでるってこともある。まして、本人の体力?免疫力が低下しているときには、副作用が強く出てすぐ治療中止とならないとも限らない。
よって、体調を整えるべき。直腸の手術は大手術だから、体への負担も大きい。
67歳といっても人間いろいろだけど、一般的には三十代四十代の人に比べると、癌の進行はぐっと遅い。
以上を考慮すると、現在の治療方針は妥当と見てよさそう。
あくまで、一般論だよ。診てないんだから。
人口肛門になると思うんだけど、そのあたり、気持ちを切り替えて、前向きに明るく生きるようにすることが大事だね。そうすりゃ体力もめきめき回復するし、癌の進行は遅くなって、抗がん剤治療など次のステップに積極的に進めるようになるから。
さん
排泄ができない状態は早急に解決すべきですが、肺肝に転移がある以上、原発をとっても意味はありませんね。むしろ、手術侵襲を最低限にとどめ、早期に全身治療に移行することがすすめられます。ただし、抗癌剤は3-4割の確率でがんの縮小を認め、投与期間と等しい延命効果があるといわれています。つまりたとえ効いたとしても体力が続かなくなった時点で「もうやることはない」といわれるはずです。もしそれでも希望をもちたいということであれば、樹状細胞を用いた特異的免疫治療の可能性があります。今回手術するということであれば、生のがん組織を使った特異的免疫治療も視野にいれてはいかがでしょう？
以下のクリニックでは、ピンポイント放射線治療と特異的免疫治療の併用が
可能です。ご興味がおありでしたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
セレンクリニック 無料医療相談
お問い合わせ： 03-3449-6095
ホームページ：
http://www.seren-clinic.com/
【参考】最先端がん治療『免疫放射線療法 (放射線治療＋がん標的免疫療法) 』
http://www.seren-clinic.com/case/2007/09/post_5.php
※免疫放射線療法とは、セレンクリニックのがん治療であるがん標的免疫療法
（がん樹状細胞療法）と当クリニック連携医療機関で行う、定位的放射線照射
/ 定位照射（高い精度でがんに集中して放射線照射する）という、最先端の
放射線治療とを併用する新しいがん治療法です。
さん
直腸の腫瘍が原因で腸閉塞を起こしているということで、かなりの重症ですよね。
また多臓器に転移があると。
まず、治療する際には、生命が危険にさらされる部位、生活に支障が起こる部位を優先します。
腸閉塞は危険な症状で、最悪生命の危険を及ぼす事もあり、また生活の質も低下することから、腸閉塞の解除及び直腸がんの摘出を優先します。
これらは、切除すればすぐ治るというわけではなく、縫合不全や感染などを管理すること、術後の腸閉塞の可能性があることなどから、抗がん剤治療は３ヶ月後にしましょうという事なのだと思います。
また、回復が早ければ、それより早く抗がん剤治療が開始されるかもしれません。
お義父さんの主治医は、そのような症状であれば予後はどれくらいであるか、ある程度わかっています。
直腸がん、腸閉塞を起こす程大きな腫瘍、多臓器転移。
他の臓器に転移しているということは、全身に癌細胞はばらまかれているとお考えください。
抗がん剤は万能ではなく、命を延長させるのと引き換えに、患者の体力?精神力を奪いとります。
３ヶ月後のお義父さんに一番良い治療法は何なのか。皆様で考えられるのがよろしいかと。