CEAガンマーカーが110に…。
さんCEAガンマーカーが110に…。
友人のお母さんが約10年程前に乳癌で、片方の乳房を切除しました。
その後、定期的に検査を続けて問題なかったそうですが、残念なことに、胸の骨に転移が見つかったそうです。
しかし、進行性の癌ではない、ということで、癌マーカーが上がったときだけ、放射線治療や、点滴による抗がん剤治療を行っているそうです。
ところが今年になり、癌マーカーが110まで上がってしまい、再度点滴による抗がん剤治療をしているそうです。
２度行っても癌マーカーの値は下がらなかったらしく、とても心配しています。
お医者さんは「様子をみましょう」しか言ってくれず、逆に不安のようです。
お医者さんとしても、抗がん剤治療をして様子を見るしか方法がないのだとは思いますが。
胸の骨に癌があるのは間違いないので、110という値は不思議ではないのでしょうか？
ちなみに、その方はたばこは吸いません。
その他、Ｔ-ＢＩＬが少々高め、ＢＣＴが10.3（基準6）なんだそうです。
これらは何か、癌に関係ありますか？
ご存知の方、宜しくお願いします。
さん
検査の結果の解釈は先生にお聞きするとよいと思いますが、PETなどで他の部分にも転移していないか確認されるとよいでしょう。
なお、各検査項目は
http://tatujin.net/
参考
【CEA】
もともとは胎児の消化器組織だけに見られる蛋白の一種ですが、消化器系癌患者の血液に多いことから、これらの癌のスクリーニング（ふるいわけ）検査として用いられています。その他、癌の手術や治療後の癌の再発?転移などの発見にも役立っています。
CEAが高値というだけでは、どこの部位の癌かはわかりませんが、ほとんどが大腸や胃、膵臓などの消化器系です。
また、臓器特異性が低いため、消化器系以外の癌でも陽性を示すことが多く、この検査だけでは診断できません。
（陽性）
大腸癌、胃癌、膵癌、乳癌、肺癌、膀胱癌、卵巣癌、子宮頸部癌など
（偽陽性）
肝硬変、肝炎、肺疾患、潰瘍性大腸炎、ヘビースモーカーなど
【Ｔ-ＢＩＬ】
ビリルビンとは赤血球中のヘモグロビンが壊れてできる色素で、肝臓で処理（抱合）されて、胆汁を介して十二指腸に排泄されます。
このうち、肝臓で処理される前のビリルビンを間接ビリルビン、処理されたあとのビリルビンを直接ビリルビン、両方をあわせたものを総ビリルビンといいます。
総ビリルビンはおもに黄疸を確認する検査として直接ビリルビンとともに測定することが多く、肝胆道系の障害の指標となります。
年齢による差はありませんが、新生児では高値を示します。また、長時間の絶食後に上昇し、食後に低下する傾向がみられます。運動によっても軽度ですが上昇しますので、検査前の激しい運動は避けてください。
【ＢＣＴ(Breast conservative therapy)】
乳房温存治療 のことをさすのかと思ったのですが、よくわかりませんでした。