悪性リンパ腫と診断されたセカンドオピニオンについて
さん悪性リンパ腫と診断されたセカンドオピニオンについて
父が悪性リンパ腫と診断されました。主治医からは年齢を考慮し抗がん剤では痴呆が出ることがあるため、放射線での治療を行うと説明がありました。
ただわたしが参考にしているある大学病院の先生はこの病気に対して抗がん剤プラス放射線治療が一般的と書いており、放射線治療は60歳以上は痴呆が出る可能性があるというふうにHPに載せています。この先生にはメールでお尋ねしたところ、化学療法が一般的だが、かなり進行した例なので放射線治療を優先したのだろうと考えられるとの回答を頂きました。父の場合はだいぶ進行が進んでいることや、その人それぞれの状態を見ての判断でしょうが、正直言って放射線のみの治療と聞いたとき落胆しました。放射線治療のみの場合、1年くらいの延命しか期待できないとHP上に載っていたからです。放射線治療が始まって間もないのですが、主治医と面談をしたときに余命はどのくらいあるのかと尋ねたところ、放射線治療の成果次第ということで、当然ですが何も答えてもらえませんでした。
主治医は良い方なので疑うのは本当に申し訳ないのですが、抗がん剤で痴呆の可能性があるのか、それとも放射線治療で痴呆が出るのかそれすら考え方が分かれているので不安です。セカンドオピニオンを受けてみてはという気持ちがわたしにはあるのですが、父には本当の病名を告知していないことや、治療が開始されたこと、また主治医にそのことを話して気を悪くされたりしたら???と思う反面、できるだけ悔いの残らないように治療をしてあげたいという気持ちの中で迷っています。
セカンドオピニオンを受けられたことのある方やそのことについて詳しい方、同じ病気にかかられた方(父の場合は脳のリンパ腫です)から情報を頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
さん
ネットなどでいろいろ調べてのことと思います。
このような場合のネットの使い方は注意が必要です。
出来る限り公的なサイトを利用しましょう。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ML.html
での結語は、
悪性リンパ腫の病態と治療に関する知見は、過去10年間にかなり集まりました。しかしながら、まだまだすべての患者さんを治癒できるというレベルには程遠く、さらなる治療法の改善が望まれます。そのための手段の1つが臨床試験です。がんにおける標準治療は何か。この問いは、より良い治療を探し求めている医療者と患者さんたち双方にとって、永遠に未解決な課題であるともいえます。臨床試験について主治医から説明があった場合には、この趣旨をご理解のうえ、よく話を聞いていただきたいと思います。そして、治療選択肢が複数あるときは、遠慮なく担当医師に相談してみてください。
と書かれています。
主治医に、遠慮なく相談しましょう。
さん
中枢神経原発(PCNSL)の、「脳のリンパ腫」のようですね。
私も悪性リンパ腫で病型?部位は違いますが、現在寛解中の患者です。
脳のリンパ腫の場合、悪性リンパ腫でよく使われている抗がん剤は
使用できません。限られた薬剤は、メトトレキサート(キロサイド)
またはシタラビンですが、副作用では痴呆より、どちらも神経毒性の
小脳症状(運動?歩行等)が出る場合もあります。主治医はそのことを
おっしゃっていると思います。また放射線では白質脳症です。
まずセカンドオピニオンの前に、「脳のリンパ腫とは何?」の知識をもつ
ことをお薦めします。知識はじゃまになるものではありません。またそれが
分かってくると、主治医の説明?主治医がこれから進めて行く治療法も
理解できるのでは思います。また知識があるのとないのでは、質問する
内容も当然変わってきます。知識を身につけ納得できなければ、
疑問に思うようであれば、そこでセカンドオピニオンをと思います。
以下、参考にされてください。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/brain_lymphoma.html
http://square.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/lymphoma.html
まずは、主治医との信頼関係をお作りください。いろいろ質問して
「気を悪くするのでは」とのことですが、遠慮はいりません。
こちらは医療素人なのですから、分からないことは聞くべきです。
ただし医師も多忙です。聞くタイミングも重要です。聞く内容もあらかじめ
メモするなど、患者家族の配慮も必要です。これも一つのテクニック?
要領?コツがあります。ネットでのにわか知識をひけらかすことは
注意した方が良いでしょう。主治医を立てて、そこでさりげなく
質問を???これがコツです。
どうぞ、お父様の治療が奏効できますように願っています。
さん
痴呆のことが問題となっていますが、放射線による痴呆が生じるのは脳に照射した場合がほとんどです。抗癌剤による痴呆は血管障害を介するものと推論できますが、今回の場合は要するに「長期入院に伴う痴呆の進行」という文脈が最も考えやすいかと思います。悪性リンパ腫はどこにどれくらいあるのですか?病理はどうですか?もし痴呆のことが心配なら、入院せずに外来ベースで化療やってもらうのも手ですね。化療が無理なら、病巣だけをねらったピンポイント放射線治療(IMRT)を中心に全身治療として抗癌剤ではなく樹状細胞を用いた得的免疫治療という可能性もあります。
以下のクリニックでは、ピンポイント放射線治療と特異的免疫治療の併用が
可能です。ご興味がおありでしたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
医療法人社団ICVS 東京クリニック
お問い合わせ: 03-3222-0551
ホームページ:
http://icv-s.org/
【参考】治療の流れ
http://icv-s.org/plan.html
※『治療の流れ』は放射線療法を併用した場合の一例です。
病状によって治療の順序が変わる場合もあります。
さん
放射線治療医です。
放射線治療でも抗がん剤でもどちらでも痴呆になる可能性があります。
脳リンパ腫に対しての標準治療は抗がん剤+放射線ですが、ご本人の体力に合わせて治療の強度を調節する必要はあります。
「体力」に対して明確な基準はありません。同じ年齢でも「体力」は人によってさまざまです。
なので病院によっては抗がん剤を併用するところもあるかもしれません。
セカンドオピニオンは希望すればいつでも行けると思います。(予約は必要ですが)重要なのは本人や家族が納得してその治療を受けることと思います。主治医の印象はあまり気にしなくていいと思います。
しかし、セカンドオピニオンにいったとしても、抗がん剤を使うかどうかは本人を見ないとなんとも言えません。家族だけでは結局、一般的な話だけで終わってしまうかもしれません。
最後に、放射線治療はいったん始まると完遂することに意義があります。これが中断されるのはまったくお勧めできません。
さん
セカンドオピニオン外来ですが、、
初回のみ、患者本人でなくても受診可能な病院はありますよ、、
確か国立がんセンターもそのはずです。
うちの父親も悪性リンパ腫でしたが化学療法で痴呆なんてまったく聞きませんでしたよ...(?ω??)
放射線は、頭部に照射すれば痴呆もあります。