2014年6月13日金曜日

肺がんの本について。

肺がんの本について。

さん

肺がんの本について。

先日、64歳の母が肺がんで扁平上皮癌のⅢ期のa最悪bとの診断を受けました。色々調べていますが最新で良い本?文献?サイト等あれば教えてください。出来るだけの事はしてあげたいので。

さん
最新の治療については次のサイトが一番です。

まず第一歩には、国立がんセンターの一般向けHPで基礎知識を身につけてください。

http://ganjoho.jp/public/index.html


さらに進んだ知識は

http://cancerinfo.tri-kobe.org/

アメリカ国立がん研究所の日本語訳サイトです。その気になれば、専門家向けで、医者が手に入れているのと同じ情報も、無料かつ日本語で見ることができます。

数多ある本、サイトですが、基本的には公的のもの以外は信用しない、というくらいの態度が大切です。日本は言論の自由があるので、健康食品や特定の営利的な治療方法などを、いくら薦める本(内容はほとんどが虚偽)を書いても、罪に問われません。新聞や癌雑誌の広告もお金を払えばなんでも載るので、内容が正しいことにはなりません。

情報過多は情報がないのと全く同じです。ご自身で正しいかどうか判断できない情報がいくらあっても、無価値です。その点、公的機関は責任があり、営利を追求する必要がないので、ある伊程度正しさが担保された情報を掲載しています。

上記のサイトで基礎知識をつけ、主治医とよく相談し、さらに疑問点があれば癌専門病院でセカンドオピニオンを受けてください。

じつは、本になんと書いてあっても、実際の人体には適応しきれない(合併症、個人の体質、その他)ことも多いのです。医学書を読んでも治療はできないのと同じです。餅は餅屋、専門家の生の意見を聞くのが一番です。生兵法はけがの元、ですから。

さん
なんでなの。今日帰りに書店によってみたらまた癌の治療方法に関する新刊本が山のようにおいてありましたけど。治療方法はべつに従来どおりでしたが、著者ははじめて見た人でした。『知恵袋』の読者って本読まないの。
なぜたすからない方法をえらぶのでしょうか。あきらかにたすからない方法でしょう。

肺がんの本について。