先月子宮がん検診を受けたところ クラス2の 扁平上皮細胞核腫大 半年後再検査とな...
さん先月子宮がん検診を受けたところ クラス2の 扁平上皮細胞核腫大 半年後再検査となりました。どう言うことなのかまったく解らないので、詳しく教えて頂きたいのですが。
さん
子宮頸部(膣部)細胞診では現在のところクラス1?5に分ける日母分類が一般的に用いられています。
子宮頸部は扁平上皮というタイプの細胞に覆われており、内腔へ進むにつれあるところで腺上皮(内頚部腺)というタイプに変わります。その場所に癌が出来やすく、その場合扁平上皮が主にHPV感染を契機に徐々に癌化するとされています(HPV感染=必ず癌化する、ではないことに注意してください)。異型とは簡単に言えば細胞の顔つきのことで、人とは異なり(?)、悪い細胞にはかなり特徴的な「顔つき」があります。
それぞれについては他の方が書かれているので割愛しますが、クラス2はいわゆるHPV感染を示唆する所見(軽度異形成)にも満たないレベルの異型がある状態です。一般にHPV感染があると、扁平上皮の核が腫大したり、核異型が出てきます。おそらく、軽度の核腫大があるが、HPV感染を積極的に疑う異型はなく、背景に炎症細胞もあることから、何らかの炎症による異型(反応性異型)であろう、という判断だと思います。よって、炎症とは関係があります。
さん
子宮ガン検診を受けられたとの事ですが、細胞診の結果でしょうね。
専門家ではないので、参考程度に
まず、簡単に細胞ががん化する過程を説明しますと細胞核(遺伝子の入っているところ)の変化(大きさや、クロマチン顆粒の変化)が生じ、核が不正形が見られるようになります。
また、細胞質(核を取り巻く組織のようなものですが)変形が強くなります。(つまり元になる正常細胞との形が異なってきます。)
つまり、正しく細胞が作られなくなる訳です。
まず、細胞診の結果は大まかに5段階に分類されます。
その内、クラス1は正常 クラス2は正常の範囲ではあるが、細胞に異型が見られる、クラス3はクラス2よりさらに強く異型が見られ、悪性を疑うが言い切れない境界域、4は悪性強く疑う?5は悪性???だったと思います。
(クラス3は(3aは良性?3bは悪性を疑う)に分類されますが、)
ですから、現時点では問題なしですが、大事をとって異型が見られる以上経過を観察が必要と判断されたのでしょう。