母が膵体部がんと診断されました。肝臓と動脈にも転移が認められ、地元の病院では...
さん母が膵体部がんと診断されました。肝臓と動脈にも転移が認められ、地元の病院では手術できないといわれました。今は入院して抗がん剤(錠剤+点滴)での治療をしています。
突然のことに動揺し、また知識もないため、今必死で治してくれる病院を探しています。母の体力も考えできるだけ近くでセカンドオピニオンを受けさせたいのですが、山口県近辺で力になってくださる病院や先生をご存じないでしょうか?どうか宜しくお願いいたします。
さん
腫瘍内科医師です。
突然のことで動揺されているとのこと、冷静に情報をお集めになることをお勧めいたします。
肝転移がある膵癌の標準的な治療はゲムシタビンによる化学療法です。それが最も優れた現時点での治療法です。手術をしたとしても取れないものはブラックジャックが手術したとしても取れないのです。おそらく動脈への浸潤があるのでしょう。こういう症例はどんなに心技体が満ち足りた医師でも取れないのです。
化学療法はほかにTS-1を使うこともできます。
私どもの病院を含めてこの2剤の併用によりがんばっている病院は多いと思います。おそらく現在この治療をお受けになっているのでしょう。現在の日本でこの2剤以外に効果の証明された薬剤は残念ながらありません。海外ではほかに分子標的薬をGEMに併用して多少いい成績が出ていますが日本では投与が認められていません。
膵癌とはそういう病気です。
セカンドオピニオンをお聞きになってみることは有益ですが、あなたのお母様は現時点での治療は日本でできるおそらく最良の治療になっている可能性があります。
ここで申しべきことでもなかろうとは思いますが、予後(後どのくらい生きられるか)はかなり厳しいものと思われます。おおむねTS-1+GEM(GS療法)をお受けになっている方の余命は1年にはいたりません。文献により違いますが10ヶ月程度と考えて良いでしょう。治療、治療とがんばり、あがき続けることも大事かもしれませんが、事実は事実として受け入れ、ご本人に充実した時間をすごしていただけるように心配りをしていただきたいと思います。
お役に立てませんが私のところにセカンドオピニオンに来たと仮定してお答えしました。
さん
国立がんセンターのHPに、全国のがん診療連携拠点病院一覧が
掲載されています。山口県近辺の情報もあり、更にそれぞれの
個々の病院のHPを開きますと、セカンドオピニオンが可能か
どうか分かりますし、費用?必要書類なども分かります。
現在の主治医と相談されてください。
どうぞお母様をお大事に????。
http://ganjoho.ncc.go.jp/pub/hosp_info/index_01.html#03
さん
山口近辺ではわかりませんが、セカンドオピニオンと言う形であれば、、癌治療に関しては東京の癌研有明病院が有名です。
セカンドオピニオンと言うことで自費になってしまいますが、確か30000円くらいだったと思いますしご本人を連れて行かなくてもOKのはずです。
主治医の先生にご相談なさって、紹介状、レントゲンなどの資料を持ってご家族が代理受診されてはいかがでしょうか?
予約が取れますから、一度お電話してご相談されては?
以下のHPに出ていますよ。
http://www.jfcr.or.jp/hospital/about/second.html
さん
方法はありますが、入院中となると難しいかもしれません。転移確定の状態では一般的な病院ではどこも同じ解答でしょう。「抗がん剤治療となります」っ。なぜか?これが現在の日本の医療みたいです。マニュアルのルールみたいなもの。もし、本当に本気で今の状態や、それだけでなく今後の予想された結末も嫌で、根治前提での取り組みを考えているのであれば、もっと患者の事を真剣に考えてくれる(マニュアル通りではなくマニュアルに疑問を持つ)心と腕の、心技体を兼ね備えた医師がいますが、そういう方にご相談するのが最善です。 続く????と書きましたので、ボードを叩いてはいますが。医師の方まで貴重なご意見としていただいている現状ですのでこれから先、書こうとしたことはきっとあなたにとっては参考程度にとどまる可能性があります。私の意見としては、やはり書き込みされている医師の先生のお答えも失礼ながらマニュアル通りにしか受け止められないのが私の気持ちです。それは、西洋医療での視点でしかないからです。西洋医療は「「科学的証明がされているもの」しか扱わず、という考え事態が私には納得がいかない部分があります。西洋医療のみが完璧で最良の医療なのでしょうか?明治維新から日本も西洋医療の一辺倒に変わりましたが、これまでの歴史で過ちもありました。例えば、現在多くの方が肝硬変を患っています。その一番多い年代は50代~70代です。この原因を引き起こし問題とされているのが、つい最近まで西洋医療として常識化されていた「注射針の使いまわし」です。いまでは、注射針は一人1本で使い切りが常識ですが、つい昭和55年前後までは注射針は平然と不特定多数の使いまわしが良しとされていた時代がでした。また、20年前の当時、その15年後に癌は根治する病気になると期待されていましたが、その5年経った今も、死人が相変わらず多数でています。もうじき、3人に一人が癌で死ぬ時代から2人に1人の時代まで確率もむしろ高くなってます。西洋医療で信用できるのは、手術技術と検査発見技術です。これは素晴らしいです。西洋医療のほかにいりません。しかし、その後の質問者様のようなケース、このレベルでは西洋医療でカバーするには無理があるようです
。私にも癌を患った家族がいます。抗がん剤の効き目を尋ねると、ここから先は「神のみぞ知る」といわれました。$%&’です。
そうはいっても質問者様も、きっと、それでも西洋医療での解決方法しか見えず、そのため違う方法もあるのですが、スコトーマに隠れている状態で認識できないことでしょう。ですので、私はここで失礼しますが、よく視野を広げて確かな医師をお探しください。私が出会いその方のおかげで家族が助かったように、きちんと探せば華岡青洲のような先生は必ずいます。
さん
山口県の医療事情が分かりませんが、まずは大学病院へ相談するのがいいのではないでしょうか?
日本で有名とすれば、癌研有明病院があります。お母様の体力的に難しいようであれば、
主治医に紹介状をもらって、資料(CT等)を借りて家族の受診でも可能かもしれません。
現在の主治医の先生とよく御相談下さい。