母の7年前に乳癌になり左胸を全部切除しました。その後今年になり左脇にしこりがま...
さん母の7年前に乳癌になり左胸を全部切除しました。その後今年になり左脇にしこりがまたあると言い、検査の結果1センチ程の小さな癌が再発した為、その日に切って元気に帰ってきました。
そして、最近腫瘍マーカーの数値が高いという事で、いろんな検査をしていました、そしてリンパに転移している事がわかり
抗がん剤治療を行うということみたいなのですが、リンパに転移するともう、完治することは無いのでしょうか?延命治療として抗癌剤治療をするのですか?母は53歳です。あまり詳しく本人に聞くのはちょっとまだ怖いのでここで詳しい方におしえていただければと思います。どうか、少しで参考に知恵を貸して下さい。
さん
現在は、再発するような乳癌は診断がついた時点ですでに全身に目に見えない転移(微小転移)がある、という考え方が一般的です。
初期治療では手術で主病巣を取り除き、この微小転移を根絶する目的で放射線?薬物療法を併用したりしますが、再発?転移というのは、この初期治療では死滅しなかった癌細胞が増殖して認識できる大きさになった場合を言います。
したがって、転移?再発したとなると、今見えているリンパへの転移がたとえ1ヶ所であっても、全身には他にも多くの癌細胞が存在していると考えるのが妥当です。
また、初期治療時に微小転移ですら根絶できなかったのだから、転移?再発した場合に薬物療法(場合により+放射線療法)で癌細胞を根絶するというのはかなり難しい、ということになります。
ただ、再発まで7年もかかったように、乳癌の場合進行が遅いことも多いです。また新規の薬物も次々に開発され、乳癌の治療は年々進歩しているような状況なので、場合により数年から十数年程度の予後を期待することは可能だと思われます。
再発時の抗癌剤治療は、延命とQOL(quality of life=生活の質)の維持を目的として行います。ただ、今のところ延命効果はそれほどないとも言われたりしており、一番にはQOLの維持を考えるべきだと思います。QOLの維持とは癌による症状があればその緩和、症状がなければその出現を遅らせるということになります。副作用がどの程度でるかは個人差もあるのでしてみないと分からないところもありますが、再発時の抗癌剤治療は、副作用でつらくなるようなら、そこまでして続ける治療ではないと思います。