悪性リンパ腫
さん悪性リンパ腫
義理の父が悪性リンパ腫のステージ4と診断されました。病巣は腎臓らしいのですが、上下リンパ節、骨にも転移しているとのことです。ただ、リンパ腫の種類がのうほう(?)性とかであまり厄介なものではないということです。現在病巣である腎臓のガンを抗ガン剤により治療していて快方に向かっているということなのですが、気になるのは再発率が8割と言われたことです。
家内からの又聞きのため、正確な記述ではないかもしれませんが、この再発をできるだけ抑えるにはどのようなことに気を付ければ良いでしょうか。食事、生活面等何でも結構です。現在、義理の父は妻と死別しており、退院したとしても独り暮しの状態です。できるだけ義理の父の方へも行って看病や食事など(私の家内に)お手伝いしてもらうようにしようとは思いますが、遠方のため頻繁行くのも難しい状態です。一人でもできること等アドバイス頂ければ幸いです。また、義理の息子として、私に何かできること、どのような気遣いをすれば良いか等も経験者の立場からアドバイス頂けると嬉しいです。父はこちらに気を使わせまいと、気丈に振る舞っているのも痛々しくて何とかしてあげたいです。
さん
義理のお父様のことで又聞きのため、まず、「のうほうせい」という
言葉からして、まだ病型をご理解されていないように思います。
私はお父様と病型は違いますが、悪性リンパ腫患者です。現在、寛解
(かんかい:状態が落ち着いている状態)中です。
何かしてあげることといえば、先に回答された方の「国立がんセンター」
のHPで、「ろ胞性リンパ腫」とは何かを学ばれるとよいです。
また、お書きになっているとおり、ろ胞性は寛解?再発を繰り返す
タイプです。低悪性度の分類で、年単位でゆっくりガン細胞が増殖します。
悪性リンパ腫の化学療法(抗がん剤治療)は、ガン細胞が活発に分裂し
増殖しているのを一気に叩く療法で効果があります。
ろ胞性はゆっくり進行タイプで一見おとなしくみえますが、治療により
一旦は寛解しますが、また再燃を???。
しかし高悪性度の進行の早いリンパ腫よりも、病気と共存して日常生活を
送っている患者さんもたくさんいらっしゃいます。
ますはファーストラインの、R-CHOP(アール?チョップ)療法かと思い
ますが、奏効されているようで何よりです。また、万が一再燃されたと
しても、セカンド?サードラインの治療戦略はあります。数ある抗がん剤の
組み合わせはいろいろありますから。ただ一度使った抗がん剤は、耐性が
できますので使えないものもあります。ろ胞性で再発難治性では、詳しく
書きませんがゼヴァリンという薬剤も昨年認可され保険適用になっています。
先ほど書きましたが、ろ胞性は長い目でみてうまく共存できれば良いと思い
ます。ついでに血液疾患では、固形癌(内臓などの癌)と違って「転移」
とはいいません。「浸潤(しんじゅん)」です。従って「骨転移」でなく、
「骨髄浸潤」です。ステージ4で原発は腎臓?リンパ節?骨髄浸潤では、
放射線の対象にはなりません。悪性リンパ腫の他の病型もそうですが、
病巣1箇所に限局していれば放射線もありですが、病変複数では意味あり
ません。たとえピンポイント照射しても、消えてはまた別の場所にとイタチ
ごっこです。どなたかお薦めしているクリニックもありますが、そこに
「一部の血液がんには対応していません」とは、今こちらで書いたことです。
どうぞ義父様をお大事に、それと奥様にも協力してあげてください。
補足
先に回答された方が貼られたURL、パソコンでは開けませんね。
↓こちらでどうぞ
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/follicular_lymphoma.htm...
さん
ろ胞性の悪性リンパ腫は生存率がだらだらといつまでたっても下がってきます。
ということは何年たっても再発率が落ちないということになります。一生ものだということですね。
ということは、体力を温存しなるべく長い期間標準治療である抗癌剤やリツキサンのような分子標的薬を使い続けることができるようにすることが大事ですね。そして、やがて標準治療が尽きた(効かなくなったもしくは体力が続かなくなった)とき、あきらめるか、さらに次の治療を目指すかということになると思います。次の治療としては、体内の全病巣をピンポイントで照射(IMRT)し、樹状細胞による特異的免疫を導入する方法があげられます。でも最初からその治療を受けるというのは、標準治療体系を無視することになりますから、とても勇気がいります。
以下のクリニックでは、ピンポイント放射線治療と特異的免疫治療の併用が
可能です。ご興味がおありでしたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
セレンクリニック 無料医療相談
お問い合わせ: 03-3449-6095
ホームページ:
http://www.seren-clinic.com/
【参考】最先端がん治療『免疫放射線療法 (放射線治療+がん標的免疫療法) 』
http://www.seren-clinic.com/case/2007/09/post_5.php
※免疫放射線療法とは、セレンクリニックのがん治療であるがん標的免疫療法
(がん樹状細胞療法)と当クリニック連携医療機関で行う、定位的放射線照射
/ 定位照射(高い精度でがんに集中して放射線照射する)という、最先端の
放射線治療とを併用する新しいがん治療法です。
さん
国立がんセンター◆濾胞(ろほう)性リンパ腫のページです。
http://jig103.mobile.ogk.yahoo.co.jp/fweb/1011rD8Naaa9hQAZ/4o?_jig_...
抗がん剤治療は、免疫力が著しく低下します、風邪やインフルエンザに注意して下さい。
お大事に