2014年10月20日月曜日

癌の重粒子線治療について詳しい方いらっしゃいますか?肺癌なのですが、転移性の...

癌の重粒子線治療について詳しい方いらっしゃいますか?肺癌なのですが、転移性の...

さん

癌の重粒子線治療について詳しい方いらっしゃいますか?肺癌なのですが、転移性の癌にも重粒子線は使えるのでしょうか?患者は64歳の女性で、去年の11月に左肺上葉を切除しました。病気はⅢA期でした。

今年の6月終わりに右肺のリンパ節に転移が一ヶ所発覚し、主治医からは抗がん剤と放射線の併用治療を薦められています。PETの結果、とりあえず遠隔転移は見つかっていません。

さん
はじめまして、重粒子線(放医研)について取り急ぎかいつまんでお伝えします。


○不都合な点。

8月上旬で装置の点検期間に入るため、今の新患受診の場合は治療時期は9月以降になります。

外来診察後に治療計画を含めた準備に最低でも3週間程度、肺ですとPET、気管支鏡などの検査もあり1月弱かかるかもしれませんので、ご本人様の病状で検討してください。。

術後再発の治療については診断によりケースバイケースの対応となり、「高度先進医療」の対象となり314万円の費用がかかります。


○重粒子の利点です。

放医研では肺野だけでなく縦隔リンパ節などの照射も行っており、肺炎や胸水などの放射線治療を妨げる症状が無ければ、適用の可能性は高いです。
重粒子線の利点である線量の集中性は残存肺を保全する上で大きな利点でもあります。

また、ご本人様は辛い手術を経てまだお若いとはいえ体力も落ちていることとお察しします。抗ガン剤の治療は遠隔転移を防ぐ上で必要と判断されているのだと思いますが、副作用は必ずあります。

現在判明している転移病巣だけであれば、重粒子線の局所制御で根治にたどり着けるかもしれません。

これ以上はドクターの判断が必要になりますので、まずは電話相談もしくは診察来相談を受けて、外来を受診してはいかがでしょうか。


担当医は馬場先生?山本先生です。

下記の連絡先を記します。
どうかお大事になさってください。



電話相談について???043-284-8852
9:30-12:30,13:15-15:15

http://www.nirs.go.jp/hospital/radiant02/radiant02_02a.shtml




診療相談について(医師対応による相談)???043-206-3311
月曜日?木曜日(8:30~11:00)
事前に外来へ連絡し、予約して下さい

http://www.nirs.go.jp/hospital/radiant02/radiant02_03a.shtml

さん
肺癌の場合は、原発性転移性のいずれの場合も、肺野(レントゲン写真で黒く見える部分です)に孤立しているものであれば適応があるようです。しかし、ご質問ではリンパ節への転移とのことなので、適応になるかどうかは、がんがある場所によるかと思われます。

それから、再発がんへの治療として、抗がん剤と放射線の併用を薦められたのであれば、治る可能性が比較的高いのかもしれませんね。ただし、通常の放射線治療ではがん以外の正常組織への被ばくがかなり多くなるので、IMRT(強度変調放射線治療)による治療のほうがよいのではないかと思います。

転移性ということであれば、以下のクリニックで参考になる情報が得られるかもしれません。ご参考までにどうぞ。 セレンクリニック 無料医療相談 03-3449-6095
http://www.seren-clinic.com/

さん

http://www.nirs.go.jp/hospital/radiant02/index.shtml


に相談窓口がありますよ。

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