2014年10月7日火曜日

最終セデーションについて

最終セデーションについて

さん

最終セデーションについて

身内の者が末期の肺がんですでに呼吸がしにくくなっています。そこでいずれ近い将来、病院に運ばれることになると思いますが、呼吸困難や痛みで本人が苦しむ場合、なるべく早い段階で一時的セデーションではなく、24時間ずっと眠れるようセデーションをかけ、楽に逝かせてあげたいと考えています。最終セデーションを始めたら、家族との会話ができないこと、副作用で呼吸抑制があることも理解しています。そこで二つほど質問があります。

1. セデーションを始めたらたいていどのくらいで亡くなるのか。
もちろんその時の患者の状態やどの薬剤をどのくらい投与するかによって違うと思いますが、ネットで調べると最終セデーションの場合かけ始めて数日、1,2週間くらいで亡くなってしまうケースが多いようです。それは既にもって後一週間くらいと判断した場合にしか医師はセデーションを始めないからでしょうか。

2.セデーションを始め、効かなくなるようだと投与を徐々に増やしていくとか、薬剤を変えてみるとかの措置をとるのだと思うのですが、それでも効かなくなり意識が戻り苦しむというようなケースはないのでしょうか。

さん
お辛い状態ですね....。

1)セデーションを始めなければならないほど体が辛いときは、やはりもう最後の時が近いときです。肺癌であれば呼吸困難でしょうが、本当に命が維持できにくいような呼吸困難の場合にセデーションが必要です。ですので、残りは数日ということが多いのです。
痛みでセデーションが必要なことは、現在はまずありません。痛み止めを上手く使うことで、セデーションをしなくても対処できます。一方、最後の数日のだるさも、本当に辛いものですので、セデーションをしなければならないことがあります。

2)効かなくなるということはありません。。ただ、適切な量を適切なだけ投与するには調節が必要であり、一時的に冷めてしまうことはあります。冷めたら量を増やせば、また眠ることができます。

主治医をはじめとするイリョウチームとよく相談されて、お身内の方との時間を大切になさってください。

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