2014年12月6日土曜日

57歳の母が先日バリウム検査で隆起性病変があると言われたため、胃カメラ検査を受...

57歳の母が先日バリウム検査で隆起性病変があると言われたため、胃カメラ検査を受...

さん

57歳の母が先日バリウム検査で隆起性病変があると言われたため、胃カメラ検査を受けてきました
結果は潰瘍が出来てました
細胞(?)を採取して今結果待ちです
母は長年ピロリ菌保有者でした
数年前の健康診断結果からずっと胃炎でした
今回は胃潰瘍です
細胞採取の結果が悪性の可能性が高いでしょうか?
また、今回が良性だったとしても、胃炎から胃潰瘍に進んだように数年後には胃潰瘍から癌にという事はよくあるのでしょうか?

さん
「数年前からずっと胃炎でした」というのは珍しくありません。
というより、現代人に胃カメラをやれば10中8?9はなんらかの胃炎ですから。

胃潰瘍は胃潰瘍、良性です。
胃カメラの見た目で(がんか潰瘍か)9割方は診断がつきますが、組織をミクロレベルでも確認をしておくわけです。

「細胞採取の結果が悪性の可能性が高いでしょうか?」
こればっかりは検査を行った者に聞かないとわかりません。
念のための組織検査なのか、悪性を疑っての組織検査なのか、で異なりますから。
いずれにしても結果を説明する約束があるはずですから、あれこれ考えずに結果を待つのがよいと思います。

「胃炎から胃潰瘍に進んだように数年後には胃潰瘍から癌にという事はよくあるのでしょうか?」
胃炎から胃がんが発生することも普通によくあることです。
治りの悪い潰瘍は要注意ですが、潰瘍が治ったり再燃したりを繰り返しているうちに胃がんが発生することも、ままあります。

「母は長年ピロリ菌保有者でした」
過去形ということはピロリ菌の除菌治療はされたわけですね?
ピロリ菌が潰瘍の発生や難治化、さらには癌化にもかかわっていることが明らかになっていますので除菌はやったほうがよいですね。

いずれにせよ、胃がんというものはいきなり大きなものが発生するわけではありません。
目に見えないようなレベルから発生して徐々に大きくなる病気です。
大事なことは年1回の胃カメラでの確認でしょう。
万が一、胃がんが発見されても毎年の検査の過程で発見されたものであれば、
ほとんどのケースで(開腹手術ではない)胃カメラでの治療で解決してしまうはずです。

さん
無いとは言いませんが???検査結果を待つべきでしょう。
今、「そうではない」といわれても信じにくいでしょうし、実際に無いわけではありません。
そして「そうだ」と言い切ることも出来ないわけです。

へたに不安を抱え込むより、検査結果を待って適切な治療を受けることだけを考えることをお勧めします。
もし胃がんであっても、胃がんは標準治療法が確立されていますので地方ごとの基幹病院なら適切な治療を受けられますよ。

57歳の母が先日バリウム検査で隆起性病変があると言われたため、胃カメラ検査を受...