献血 B型肝炎ウィルスの結果
さん献血 B型肝炎ウィルスの結果
HBc抗体検査(HI法) 陽性 HBc抗体検査(EIR法) 陽性
HBs抗体検査(PHA法) 陰性
HBs抗体検査(EIR法) 陰性 78.00mIU/mL (200以上を陽性)
B型肝炎ウィルス核酸増幅検査(PCR法) 陰性
との結果で?
『過去にB型肝炎ウィルスに感染していたが?核酸増幅検査が陰性でB型肝炎ウィルスが検出されませんので
健康上問題になる事はありませんが今後の献血はご辞退下さい』
との連絡がきました。
三年前の献血の結果で三年前に赤十字センターに問い合わせした所?核酸増幅検査が
陰性なら大丈夫ですと言われた為?検査もせず今まで過ごしてきました???。
が結婚もし子供もほしいと思っているので心配になってきました。
詳しい検査に行った方がいいのでしょうか??
前の交際相手が母体感染でB型肝炎でした。
又?出産をする際?普通分娩ができるのでしょうか??
ちなみに普通の血液検査ではGOT16 GPT15 となっており異常は無しです。
よろしくお願い致します。
さん
調べた事を貼り付けます。
B型肝炎の治療
虎ノ門病院消化器科部長 熊田博光
B型肝炎のうち、特に注意が必要なのは、母子感染から起こる慢性肝炎です。なるべく早くウイルスを発見して、肝臓の状態がよいうちに治療を受けることが大切です。
B型肝炎の特徴
B型肝炎ウイルスが発見されたのは、今から約30年前です。その後ワクチンが開発されたことから、新たな患者さんは激減しました。30年前は約300万人といわれたB型肝炎ウイルス(HBV)のキャリア(ウイルス保持者)は、現在では約150万人以下といわれています。
B型肝炎は、B型急性肝炎とB型慢性肝炎に分けられています。
B型急性肝炎は、そのほとんどが性行為による感染です。感染者は、年間約10万人といわれています。症状はあまりありませんが、体がだるい、疲れやすい、食欲がなくなる、尿の色が濃くなる、黄疸が出るといった症状が現れる場合もあります。
しかし、数ヶ月後には自然に治り、急性肝炎から慢性肝炎に移行することはありません。急性肝炎が、劇症化して(劇症肝炎)、命を落とすことがありますが、これは非常にまれなケースです。
問題なのは、B型慢性肝炎です。B型慢性肝炎は母子感染で起こります。HBVのキャリアである母親の血液が、出産時に子供の体内に入ることで、感染するのです。
3歳以下の子供は、体内に侵入するウイルスや細菌を排除する免疫の仕組みが未発達なため、ウイルスに感染してもしばらくは発病せず、キャリアになります。それが成人を迎えた頃から、ウイルスの活動が活発化して、慢性肝炎を発病します。
HBVキャリアの約70%は、自覚症状のない無症候性キャリアとして、一生を大過なく過ごします。
ところが、残りの約30%は、ウイルスの活動性がずっと保たれて、慢性肝炎が徐々に悪化し、平均45歳ぐらいで肝硬変に、50歳くらいで肝臓がんになります。
しかし、今から約10年前にB型肝炎ワクチンが開発され、HBVキャリアでHbe抗原陽性の母親から生まれた赤ちゃんに、ワクチンの接種が行われるようになったので、現在ではB型肝炎に感染する子供はいなくなりました。
ですから、今後問題になるのは、生まれたときにB型肝炎ワクチンを接種されていない中学生以上の人達ということになります。
検査―血液検査でキャリアかどうかがわかる
慢性肝炎は、ほとんど自覚症状がありません。そのため、健康診断や人間ドックなどで、GOTやGPTを調べる血液検査を受けて、初めて肝臓の異常に気づくことが多いです。
GOT?GPTとは、肝細胞に含まれる酵素で、肝炎などで肝細胞が破壊されると、血液中に大量に放出されます。そのため、血液中のGOTとGPTの値を測定すれば、肝機能が正常かどうかがわかります。
しかし、GOT?GPT値が高いというだけでは、B型慢性肝炎にかかっているかどうかまでは判断できません。ウイルスの有無を知るには、血液中の抗原?抗体を調べる検査が必要です。
B型肝炎ウイルスは、表面がHBs抗原で覆われ、その内側の核となる部分にHbe抗原があります。
血液を採取して、これらの抗原を調べることでウイルスの有無がわかります。さらに抗体を調べることで、肝炎の状態や、感染力の強弱がわかります。
1. HBs抗原が陽性の場合:現在、B型肝炎ウイルスに感染していること をあらわします。
2. HBs抗体が陽性の場合:過去にB型肝炎に感染したが、現在は免疫ができ、もう感染しないことを表しています。
3. Hbe抗原が陽性の場合:感染力の強いウイルスを保持し、肝炎が悪化する危険性があることを示してます。最も注意を要する状態と言えます。
4. Hbe抗体:ウイルスが減少し、感染力が弱くなっている状態といえます。
治療
B型慢性肝炎の治療の目的は主に、病気の進行を抑えて、肝硬変や肝臓がんへの進行を防ぐことにあります。現在行われている治療法は、大きく分けて次の3種類です。
1. ウイルスの増殖を抑える-インターフェロン療法
ウイルスの増殖を抑えて、肝炎を根治させる治療法です。
しかし、B型肝炎の場合、C型肝炎に比べて体内のウイルス量が非常に多いことから、インターフェロンを使っても、ウイルスを排除することは難しく、C型肝炎ほどの効果は望めません。
しかし、ウイルス量が少ない人に対しては有効です。また次に挙げるステロイド薬より肝炎の重症化を招く危険性が少ないので、治療法として、第一に検討されます。
通常は、インターフェロンを約1ヶ月間、連日使用する方法がとられています。
この下にも続くのですが文字数が多くてさくじょしましたが思わしくは有りません。
さん
HBc抗体は過去にHBs抗原に感染した事をしめしています。
HB肝炎ウィルスに感染すると発症する人とキャリアになる人、発症せずに抗体を獲得する人がいます、HBs抗体を獲得するとB型肝炎になる事は一生涯ありません。
HBs抗原が体に入りHBs抗体を獲得する間、体の中ではHBc抗体が存在します、HBs抗体を獲得するには数ヶ月から数年かかると云われています。
HBc抗体のみが検出された場合、その血液を輸血された中の32%にHBsの感染が認められ、HBcとHBsの両方の抗体が存在していた場合は2.5%だったそうです。
その結果から、安全性を考えて輸血には使えない。という報告が届いたのでしょう。
質問者様の場合は遺伝子レベルでの検査(B型肝炎ウィルス核酸増幅検査)で、HBs抗原が検出されていないのでHB肝炎ウィルス保有者ではありません。
出産、分娩は母子感染の心配なく普通に出産できます。
もし、不安ならば検査データを持参し専門医の意見を聞いても良いかと思います。
HBウィルス関連のサイトです参考までに???
http://www.tokumen.co.jp/column/kanzo2/02.html