病理学的な「播種性」の意味を教えてください。
さん病理学的な「播種性」の意味を教えてください。
播種と検索すると「種まき」の意味でした。
リンパ性転移はリンパにのって転移しますし、
血行性転移は血管にのって転移しますよね。
では、播種性転移とはどういった経路をたどって転移するのでしょうか?
さん
「体腔内転移」と言い換えることが出来ます。
要するに人間には前腹腔、後腹腔、胸腔などがあるわけですが、これらの腔内はある種の液体があります。
タプタプというほどではないんですが???臓器ですから常に濡れているというのは想像できるでしょう。
がんが進行して原発臓器の表面から一部が露出するようになると、この液体にがん細胞が流れ出します。
ガン細胞が血管を通して血液のなかへ、リンパ液を通じてリンパ節へという具合にです。
そして他の部分(他の臓器表面)に付着して増殖しだします。
これが、無数におこれば????播種性転移ということになります。
かなり危険な状態であることは理解できるでしょう。
つまり、腔内の液体がガン細胞に汚染されてしまったわけですね。
故に臓器表面にがん細胞が露出したⅢ期以降が進行がんといわれる所以はここにあります。
発生した臓器内だけに限局(早期がん)していれば治癒する可能性は高くなりますが???このあたりは肉眼に見えませんので治療効果は経過観察を行うしかないということになりますね。
補足後
失礼しました。医療関係者の方ですね。かなりな知識はお持ちかと思います。
液体というのは滲出液である腹水、胸水をお考えください。がんが進行して臓器表面に出てくると腫瘍表面から滲み出して溜まります。当然、がん細胞も一緒にです。
この説明が理解しやすいかと思いましたのでこう書きましたが、何らかの衝撃により臓器表面に露出したガンから零れ落ちて種を撒くように転移することもあります。
細胞が零れ落ちるという表現によるのですが???腹水の中を漂いながら別の臓器に付着、増殖することもあります。