2011年4月24日日曜日

早期がんの発見方法

早期がんの発見方法

さん

早期がんの発見方法

定期健康診断にて、早期胃がんを発見するためには、
腫瘍マーカー
胃レントゲン(間接撮影)

どちらが有効でしょうか?
ちなみに、対象者は50代~70代の方です。


また、ほかに有効な検査はありますか?
(企業健診で出来そうな範囲で??。)

さん
誤解される事が多いのですが、腫瘍マーカーの大部分は再発や治療効果のために利用されるのであって、早期のがんを発見するには殆ど威力を発揮しません(前立腺がんのPSA等は例外)。胃がん等は特にそうです。腫瘍マーカーで分かるなら、胃がんの健診でわざわざ大変なバリウムや胃カメラをしませんよね。早期の発見であれば胃カメラがベストですが、バリウムでも怪しい影を捉える事が出来ますので答えはレントゲンという事になります。ただ、レントゲンだけでがんかどうかは判断出来ませんので、何か疑わしいものがみつかった場合は結局胃カメラをする事になります。また、採血でペプシノーゲン検査というのがあります。萎縮した胃からがんが出来やすいのですが、この検査は間接的に胃の萎縮を判定出来ます。がんのある、なしは全く分かりませんので、この検査で引っかかった人に積極的に胃カメラをお勧めするという利用方法です。まぁ、参考程度にしかなりません。

さん
企業健診の範囲ではありませんが、
最終的に有効な検査は、
現時点では、胃内視鏡とバリウムの併用だと思います。
内視鏡だけでは、届かない部分があるのでバリウム検査をします。
また、スキルス等も発見出来る場合もあります。

年に1回は受診していると、大事には至らないと思います。
腫瘍マーカーの数値は目安程度ですね。
極度の上昇は、検査をした方が良いと思います。

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