胃がんに対する放射線照射の効果、またそれを行う意図について教えてください!!
さん胃がんに対する放射線照射の効果、またそれを行う意図について教えてください!!
父親80歳、肺がんと診断されましたが肺活量が少なく、手術は無理とのことで放射線照射をすることになっています。その流れで検査したところ、胃がんも見つかりました。9年前に胃がんの手術をし、再発していませんでした。今回は同じがんの再発ではなく、新しくできたがんです。手術をした場合、術後、寝たきりでの酸素吸入になる可能性が8割とのことでしたので、手術は見送り、胃がんに関しては抗がん剤の投与をし、肺がんは予定通り放射線照射を行う方法を家族で選択しました。昨日のことですが、医師のほうから、「胃がんのほうも放射線照射をやりましょう。私はこの道では日本一だから安心してください!」と両親のほうに提案があったそうです。知恵袋で同じような相談を見てみると、胃にはあまり効果が望めないような記述が多かったので、もし医療関係者の方でご存知の方がいらっしゃったら、その効果、医師の意図を教えてください。わからないことばかりです。良いと思われることはしてあげたいし、普通の生活をおくりながら、残りの人生を全うすることが親の希望でもあるので、いろんな考えをふまえてから家族で決めたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
さん
放射線治療医です。
通常の「胃がん」で胃に放射線をかける場合は症状緩和が目的と思われます。
考えられるパターンとしては、
(1)食物を通りやすくする(ないしは近い将来通りにくくなると推測されるので、その予防)
(2)痛みの軽減(ないしは近い将来痛みが出そうなので、その予防)
でしょうか。
効果については、あまり期待しないほうがよいかと思います。
しかし、状況によっては放射線治療をトライする意義はあると思います。
さん
胃がんの手術後、ということですから、胃はもうないはずですが、
一部残った胃に新たながんができて、それがある程度のしこりになっているならば、
放射線もひとつの方法でしょう。
抗がん剤と放射線の同時はかなり負担がかかりますから。