肺がんと卵巣がんの検査は、CTでなくMRIでできますか。どのような検査方法があるの...
さん肺がんと卵巣がんの検査は、CTでなくMRIでできますか。どのような検査方法があるのでしょうか。
さん
肺癌の基本的な診断方法は
1.胸部レントゲンやCTなどの画像検査や血痰などの症状で疑う
2.気管支鏡検査をして組織を採取し、病理検査にて確定診断を行う
3.CT?MRI?シンチグラフィなどでリンパ節転移や遠隔転移の有無を検査
4.上記23の情報を元に病期を確定し、治療方法を決定する
卵巣癌の場合は
1.腹痛や月経異常などの症状から卵巣腫瘍の存在を疑う
2.経膣エコーなどの画像検査で腫瘍の存在を確定する
3.経過観察を行い縮小するか否かを判定する
4.縮小しない場合や大きすぎる場合は手術を行う
5.摘出された腫瘍を病理に出し、確定診断を行う
6.5の結果を基に病期を確定し、必要であれば追加治療を行う
といったところです。
卵巣癌は手術以外の方法で組織が採取困難なため、最初に手術してしまいます。
どちらにしてもCTやMRIは腫瘍の存在を確認するための検査です。
逆に言えば腫瘍の存在さえ確認できてしまえばCTだろうとMRIだろうといいのです。
ただし、撮影時間がほぼ一瞬で終わるCTに比べて20分以上かかるMRI。
日本全国多くの病院にあるCTに比べて数の圧倒的に少ないMRI。
普通に撮るのなら禁忌のほとんど無いCTに比べて禁忌の多いMRI。
(※ペースメーカーが入っていると撮れません。携帯なんか問題外なくらい影響があります)
通常はこの二択ならCTですね。
なお、腫瘍マーカーの値はさらに補助的なものに過ぎません。
なにしろ、腫瘍が無くても値が上がることがありますし、その逆もあります。
通常は参考程度に測定するか、再発の判断基準にするか、です。
さん
血液検査で腫瘍マーカーを調べます。肺癌と卵巣癌にこだわるなら内科と婦人科に行って癌検診を受けたいと言った方が確かだと思います。