2014年4月1日火曜日

7月下旬に膀胱がん(T3a)の告知を受け、膀胱の全摘出を10月15日にしていただく...

7月下旬に膀胱がん(T3a)の告知を受け、膀胱の全摘出を10月15日にしていただく...

さん

7月下旬に膀胱がん(T3a)の告知を受け、膀胱の全摘出を10月15日にしていただくことになりました。
その前に教えてください。

7月下旬に膀胱がん(T3a)の告知を受けました。良い先生に巡り合う事ができ、色々精密検査を受け、その結果抗がん剤の処置をまず受け、膀胱の全摘出を10月15日にしていただくことになりました。
その前に今月末に最終検査としてTUR-Btで、生検を行い腎臓?尿路?尿道が残せるか見ていただくことになっております。
そこで、3点質問をさせてください。
腫瘍の場所が尿路の出口にあり、その関係で尿路が膨れています。
そのため尿路をとる必要があるかもしれないとのことでした。尿路を取ってしまうと、腎臓も使えなくなるのでしょうか。それとも何かで代用できるのでしょうか。
次に腎臓について少し水腎症も疑いがあるとのことでしたが、腎臓は2つあるので1つを取っても問題はないでしょうか。リスクを教えてください。
また、術後の処置ですがリンパへ転移している場合、化学療法以外にどのような処置方法(できれば具体的に)があるでしょうか。
恐れ入りますが、是非お知恵を貸して下さい。

さん
腫瘍の場所が尿路の出口にあり、その関係で尿路が膨れています。
この「尿路の出口」と言うのは、腎臓の出口、つまり腎盂の部分ですか?
「尿路」と言うのは腎臓から陰茎の先端(尿道口)までの事を差しますので、その出口と言うと尿道になるのですが。

もし「尿路の出口」が腎盂の部分だとすると、膀胱全摘時に、膨れている方の腎臓から尿管までを切除する事になります。
しかし腎臓は2つ有りますので、1つを取っても問題は有りません。
もし両側の腎臓が駄目になっていた場合は、お気の毒ですが「人工透析」と言う事になります。

もし膨れているのが尿道ならば、膀胱全摘の際会陰部を切開して、尿道も全て取り去る事になります。
この場合、尿路変更として回腸導管、もしくは、尿管皮膚瘻により、尿を排泄する事になります。

尿路変更については、私のサイト「ウロストミー」で解説していますので、参考にして下さい。
URLは
http://www.geocities.jp/yoshihiro_1937/
です。

それから、リンパへ転移している場合はリンパ節郭清後、抗癌剤治療になりますね。

さん
>尿路を取ってしまうと、腎臓も使えなくなるのでしょうか。それとも何かで代用できるのでしょうか。
尿路を取ると、そのままの状態では腎臓もダメになってしまいます。
そのため、腸管で尿路のかわりの管を作る「尿路再建」、さらにその管の出口を体の外に作る「尿路変更」の手術が必要です。
医学的理由で尿路再建ができない場合は、尿路のない腎臓は取ることになるでしょう。
が、膀胱を全摘出する時点で、尿の新たな通り道は絶対に確保しないといけないことですから、主治医の先生は何か良いアイデアをお持ちなのでは?と思います。

>腎臓は2つあるので1つを取っても問題はないでしょうか。
基本的には「ほぼ無い」と考えていいです。
健康な人が「ドナー」として、片方の腎臓を他の人に提供するケースがあるぐらいですから。
が、1つしか腎臓がない状態で、その腎臓が病気になった時は問題となります(がんの転移を含めて)。
なので主治医の先生も、なるべく2つとも残せる方法を検討中だろうと思います。

>リンパへ転移している場合、化学療法以外にどのような処置方法(できれば具体的に)があるでしょうか。
一般的には放射線療法?免疫療法という手段があります。

http://www.imic.or.jp/cancer/c2015.html


大きな病気で治療も大変かと思いますが、主治医の先生とよくお話しになって治療方針を決めてください。

7月下旬に膀胱がん(T3a)の告知を受け、膀胱の全摘出を10月15日にしていただく...