2014年4月20日日曜日

よく悪性腫瘍と良性腫瘍や嚢胞をCTでとると、写った形が違うのてすぐわかる…と聞き...

よく悪性腫瘍と良性腫瘍や嚢胞をCTでとると、写った形が違うのてすぐわかる…と聞き...

さん

よく悪性腫瘍と良性腫瘍や嚢胞をCTでとると、写った形が違うのてすぐわかる…と聞きますが、以前最新医療を扱った番組を見ていたら、ちょっと疑問に思うシーンを見かけました。

それは乳がんだったのですが、CTに映し出された写真では一枚は丸く、一枚はぎざぎざで後者の方ががんを強く疑われていました。しかし最新のエコー(色が付く)で見た所、丸い方は硬さを示す「青」で写り、ぎざぎざの方は柔らかさを示す「黄色(黄緑?)」で写り、丸い方は「がん」、ぎざぎざの方は「良性」と診断されていました。
そうなると他の臓器でも「丸いから良性」と言うのは成り立たなくなるのでしょうか?私は膵臓に嚢胞が発見されたのですが、やはり丸い感じです。この番組を見てから、もしかしてがんでは…との不安をいだいてしまいました。わかる方ご回答お願いします。

さん
乳癌は特殊な領域です。紛らわしい病変が多く、生検してもなお確定できないことのある領域です。乳腺でも嚢胞ができますが、単純な嚢胞であればまず間違いなく診断可能です。一方、嚢胞内乳頭腺癌と乳管内乳頭腫ですとかなり難しいと思います(いずれも円形、嚢胞性腫瘤で内部に乳頭状病変が見える)。
前にも書きましたが、膵臓の嚢胞と癌を間違えることはまずありません。膵癌と画像上紛らわしい病気は自己免疫性膵炎ですが、血液検査である程度鑑別可能です。

さん
診断しているのは、形だけではないですよ。

嚢胞は内部が水ですが、CTや超音波で、水が詰まっているのか、肉(組織、良性腫瘍や悪性腫瘍)がつまっているのかちゃんと分かるのです。

水で形がきれいなら、まず悪性腫瘍ではないが、大きくならないか定期的に検査、というのが普通だと思います。

さん
それぞれの臓器によって、がんの性状は違います。
乳がんはがんの中でも特殊なものという話ですので、
一概に乳がんの知識が他の臓器に応用できるとは思えません。

やはり、その臓器の専門家や放射線の専門家の意見を聞くべきだと思います。

さん
おっしゃるとおり一定の傾向はありますが???見かけだけで100%の診断は無理でしょう。
最終的には組織検査(生検)をやらなければ確定はしないものです。

ご不安はわかりますが???しっかり検査をして確定しておいたほうが良いと思いますよ。

よく悪性腫瘍と良性腫瘍や嚢胞をCTでとると、写った形が違うのてすぐわかる…と聞き...