2009年5月8日金曜日

母のことです。

母のことです。

さん

母のことです。

時々血便があるのと、お通じが良くないということで7月30日に病院で検査(エコーとカメラ)を行う。腸閉塞をおこしている為、そのまま入院になりました。
8月2日、脳梗塞を発症。左半身に少し麻痺が残るが、トイレなどへは自力で行けました。
8月5日、主治医より説明を受ける。ステージ4bの大腸がんで肝臓へ転移をしており、肝臓は正直手をつけられる状態では無く、大腸の手術後に抗がん剤を使っても1年ぐらいだろうとの説明。脳梗塞のリスクもあるため2週間様子を見て8月21日に手術を行うことになる。
8月18日、脳梗塞が再発。左半身の麻痺とろれつがまわらなくなる。介助が必要になったが、トイレには歩いて行くことができる。やはり脳梗塞のリスクを考えて手術が9月4日に延期となる。
9月4日、手術を行う。
それ以降は声を掛けないと昼間でも眠り続けるようなことが見られ、素人の私が見ていても「何かおかしい」と思うくらいでしたが、病院側からの説明は「昼夜逆転」とのことでした。
それからはいつになっても眠そうな状態が続き、リハビリもままならず、体力の回復も見られませんでした。食事も術後2週間を過ぎてやっと3分粥を少し食べられるようになりました。
10月1日、主治医もおかしいと思ったようで、CTとMRIを撮りました(ただし血管が細い為、造影剤を使用できず)。画像を確認した脳外科の医師の話は「脳への転移では」とのことでしたがはっきりした結論は出せないようなことでした。
10月5日、ガンマナイフを考えて、主治医より画像を借りて家族だけで近隣の県立ガンセンターの放射線科の医師にみてもらいました。その医師の話は「転移じゃなく脳梗塞だろう」との話でした。
ただこの直後に黄疸が出始め、10月9日に他界してしまいました。
死亡診断書の死亡理由の欄には「腫瘍の脳転移」と書かれました。
はたして母が亡くなった理由は何なのか?手術前から脳梗塞のリスクがあったにもかかわらず術後になぜ検査をしなかったのか?
どおしても病院の対応に納得できません。

さん
お母様のお悔やみを申し上げます。

経過をみさしていただきますと
脳梗塞ではなく、脳転移であったと思われます。

脳梗塞と脳転移は画像上区別が難しく、
経過から判断するしかありません。
(手術して組織を検査する方法がありますが現実的ではありません)
大腸がんの肝転移はよくあることなのですが
脳転移は珍しいので,当初主治医に
脳転移では?という認識が薄かったのが
混乱の原因と思います。

診断が二転三転したことは仕方のないことなのですが
ご家族としては?なぜ?という疑問を持たれたことと思います。

母のことです。