2009年5月9日土曜日

新たな肺がん手術法山形大医学部が開発したという『CT3次元構築による完全内...

新たな肺がん手術法山形大医学部が開発したという『CT3次元構築による完全内...

さん

新たな肺がん手術法

山形大医学部が開発したという
『CT3次元構築による完全内視鏡下肺区域切除術』
について教えてください。

今回祖父が肺がんの腺癌だと診断されました。
胸を切開しての手術には体力的に微妙のようで、調べていたところ
内視鏡と画像を用いて患者の負担を軽減した手術があると知りました。

最新医療のため、健康保険が適用になるのか、
また、費用はいくらくらいになるのかがさっぱり分かりません。。


皆さんの意見や、詳しい詳細の載っているページなどイロイロ情報を提供していただけませんか?

お願いします。

さん
最新と言うほどでも??

手術前にCTを撮影し、それを3次元再構成します。
これにより肺の血管の走行などを術前に把握しておきます。
肺区域切除術というのは肺の血管の複雑な走行を追いかけながら
切除しなければなりません。
また区域間の設定というのも完全鏡視下手術では難しく感じます。
それを術前のCTで手助けをしようというものです。

こういった試みはもちろん以前からされているものであって、
他の施設でもいろいろ試行錯誤されていますよ。
これらのこと(CTや鏡視下手術)は
今の医学水準から全くかけ離れた新しい方法ではないです。
最近のCTの性能向上に伴って
術前により多くの情報が得られるようになり
それを手術に生かそうとしているわけです。
したがって保険は普通に適応されると思います。
肺がんの手術としてどれくらい費用がいるかは
あまり把握をしておりませんが、
あらかじめ高額医療費制度の申請をされておいて下さい。

ということでこの方法を受けること自体は問題ないのですが、
問題は区域切除で良いのか肺葉切除をしないといけないのか?です。
区域切除とは今のところ肺がんの根治手術として
100%受け入れられている方法ではありません。
縮小手術と言って肺機能は温存できますが、
がんの根治としてはまだ不明な点も多いです。
おじいさまの場合、この「区域切除」の適応があるのか?
それともやはり肺葉切除をしないといけないのか?
これは実際の腫瘍の状態や患者様の状態を把握しないと
判断できません。
一般に区域切除の適応は2cm以下程度で
リンパ節転移もないものです。
施設によって若干適応に差があるでしょうから
一概には言えませんが??。

完全鏡視下手術を行っている施設は全国でも
かなり増えてきています。
「完全鏡視下 肺がん」などとネットで検索されれば
いっぱいヒットしますよ!

さん
存在する腫瘍の位置や数によって、
適応の有無が変わってくるんじゃないかと思います。
全ての肺がんに使えるのかどうか疑問、と言うことです。
腺がんと言う事ですので、おそらくは原発巣なのでしょう。
そうだとすると適応??ではないでしょうか。
胸部の内視鏡下での手術は既に広く行われているので、
保険も利くんじゃないでしょうか?
ソースは確認しておりません。
私の記憶だけですので、他の回答者の方なり、宜しくご確認ください。

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