胆嚢癌について教えてください。*長文です
さん胆嚢癌について教えてください。*長文です
50歳代 後半の母に病状について教えてください。
急な告知に 本人、家族とにも精神的、肉体的にダウンしております。
[経緯]
8月 エコー検査により胆嚢腺筋症の疑い,肺に影の所見あり(内科医 検査せず)
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)癌の疑いなしとの所見
10月14日 胆嚢、摘出手術(腔鏡手術)
10月23日 病理結果により胆嚢がんとの診断(pm癌 固有筋)
病期(ステージ)不明
10月29日 PET-CT
両肺に複数の細粒状の影(点々)が見つかる(CT)
11月初旬~中旬 肺の病理検査予定
◆自覚症状 皮膚のかゆみ、軽度の黄疸、体重減少
[質問]
Q1)胆嚢の腫れが確認されている8月に肺の影の所見(内科医)があったので、進行胆嚢癌と考えてもいいのか。
Q2)大腸検査を予定してるが、リンパ節転移、肝臓、胆管側の転移については検査が必要ではないのか。
Q3)腫瘍マーカーも上がらず、咳?息切れなどの自覚症状はないのだが、
肺への遠隔転移と考えてもいいのか?またその場合は手術はできないと
呼吸器主治医の見解だが、その他の治療についてどのようなものがあるのか。
Q4)胆嚢癌は脳への転移も多いとのことだが、その検査方法も合わせて知りたい。
Q5)胆嚢癌などの研究、治療症例の多い病院がありましたら教えてください。
主治医の先生がお忙しいようで、相談できず心配です。
宜しくお願いします。
さん
まだまだお若いお母様にがんが胆のうと肺(検査予定)にできてしまったという
ことですね。とてもご心配のことかと存じます。
5つのご質問すべてにお答えできないので申し訳ないのですが、手術以外の
治療法であれば、おすすめのものがあります。
以下のクリニックでは、ピンポイント放射線治療と特異的免疫治療の併用が
可能です。ご興味がおありでしたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
セレンクリニック 無料医療相談
お問い合わせ: 03-3449-6095
ホームページ:
http://www.seren-clinic.com/
【参考】最先端がん治療『免疫放射線療法 (放射線治療+がん標的免疫療法) 』
http://www.seren-clinic.com/case/2007/09/post_5.php
※免疫放射線療法とは、セレンクリニックのがん治療であるがん標的免疫療法
(がん樹状細胞療法)と当クリニック連携医療機関で行う、定位的放射線照射
/ 定位照射(高い精度でがんに集中して放射線照射する)という、最先端の
放射線治療とを併用する新しいがん治療法です。
さん
先に回答されている方が的確なので違った側面からアドバイスをいたします。
病理結果により胆のうがんという場合、気をつけなければならないのは手術中です。
特に術前で胆のうがんと診断がついていないので、外科医は安心している場合があり、摘出の際、胆嚢内の胆汁を腹腔内に漏らすことがあります。 胆のうがんの場合、胆汁内にがん細胞が含まれていますので、漏らすということは、がん細胞をばら撒くということですから、時間がたってから腹腔内に再発することがあります。執刀医に確認が必要です。
もちろん、術前に胆汁の病理検査を行っているとは思いますが、胆汁の病理検査はかなり困難でしつこく、しつこく検査しなければ早期の場合わかりません。
胆すいにおいて詳しいのは医師は、札幌の手稲渓仁会病院消化器内科真口宏介Drです。
世界的な凄腕内視鏡医です。神の手ならぬ神の内視鏡です。
さん
1)まず、肺の病変が転移なのか、他のものなのか、ということによると思います。それによって状況がまったく変わってきます。
固有筋層までの胆嚢癌であれば、リンパ節転移もまれですし、胆嚢のみを取る手術で充分治療可能な状態です。
固有筋層より深くにひろがる癌の場合はリンパ節転移の可能性があるので、胆嚢のついていた肝臓を部分的に切除、リンパ節郭清を行いますが。固有筋層までの胆嚢癌で転移も普通は考えにくいです。
肺が転移でなければ癌の病期は、4段階のうちの1期、ということになりますし、転移であれば4期ということになります。PET-CTではCTで指摘されただけなのでしょうか?それともPET自体で病変が癌の可能性が高いという話だったのでしょうか?
今後病理検査をされるとのことですが、気管支鏡でしょうか?ただ、その場合その検査で問題なかったから転移ではない、とは言いきれないので、胸腔鏡下での生検をするのか、経過をみるのか、画像検査でどの程度転移をうたがっているのかによって、今後の方針をしっかり相談する必要が出てくると思います。
2)腹腔鏡下胆嚢摘出術をおこなったのであれば、病理検査で胆嚢の断端に癌がおよんでいるのかどうかわかっているはずなので、それを確認されたほうがいいと思います。術前のERCPで問題なければ、胆管自体には病変はひろがってないのではないでしょうか。
ただ、自覚症状としてある黄疸は胆管に閉塞がある状態で出る症状ですし、体重減少も癌のだいぶ進行した状態で見られる症状なので、これが本当に関連があるのであれば病理検査結果とあわせてちょっと状況の想像がつきません。
3)転移があっても腫瘍マーカーがあがらず、目安にならない場合はありますし、自覚症状もない方のほうがおおいです。これだけで転移かどうかの判断はできません。単なる炎症の瘢の可能性、転移の可能性、どちらもかんがえられます。
転移であれば手術でそこだけとっても治るものではないので、抗がん剤治療となります。
4)脳転移であれば、頭部造影MRI(または造影CT)で検査します。ちなみに、PETではわかりません。
5)どちらの地域が近いのかわかりませんが、がんセンター、大学病院であればある程度治療症例は多いと思います。
セカンドオピニオンだけでも聞きにいってもいいと思います。
また、肺の方の病理検査結果がでたら、あわせて今後の方針を主治医の先生としっかり相談したほうがいいと思います。
大変だとおもいますが、がんばってお母様を支えてあげてください。