2011年9月21日水曜日

B型肝炎について。

B型肝炎について。

さん

B型肝炎について。

こんにちは。B型肝炎について質問です。

私は現在妊娠6ヶ月で来年の3月に出産予定です。現在60歳の義理の父親がB型肝炎(母子感染)で、50代で肝臓がんになり手術をしています。夫は抗体があり感染はしていません。私も初期の血液検査では感染はしていませんでした。

上記の状況で質問なのですが、

?生まれてくる子供に生まれてすぐにワクチンを接種したほうがいいのでしょうか?

?また、ワクチンを打たずに抗体ができるのを待つとして、どれくらいで抗体ができるのでしょうか。

?義父との生活で感染などの心配はないのでしょうか?

?ワクチンを打つとして副作用の心配はないのでしょうか?

自分なりにいろいろと調べてみたのですが、どうしてもわからないこと、不安なことがあるため詳しい方にお答えいただければと思います。

よろしくお願いいたします。

さん
>?生まれてくる子供に生まれてすぐにワクチンを接種したほうがいいのでしょうか?

口移しで食べ物を与えるような事がないかぎり、通常の生活の中で感染をする事はないので、子供へのワクチン接種は必要ありません。

>?また、ワクチンを打たずに抗体ができるのを待つとして、どれくらいで抗体ができるのでしょうか。

一度感染しないかぎり、自然に抗体を獲得する事はありません。
感染した場合、必ず抗体ができるとは限らないので心配であればある程度大きくなった時点でワクチンを摂取されると良いかと思います。

>?義父との生活で感染などの心配はないのでしょうか?

感染源となる物は血液なので、歯ブラシやかみそりは専用の物を使います。
鼻出血や怪我等で出血した時は他者は直接血液を触らない様にします。

>?ワクチンを打つとして副作用の心配はないのでしょうか?

乳幼児の場合、抗体がつきにくいので何回か接種が必要になるようです。
母子感染が心配される場合は3回接種のようです。
一般的には義父からの感染はほとんど無いので、ワクチン接種の必要はないです。

一応Q&Aのサイトを貼り付けておきます。

http://www.vhfj.or.jp/06.qanda/about_btype.html


心配ならば、産科の先生やお子様が生まれてから掛かりつけになった、小児科医に相談なさるのが良いかと思いますよ。

さん
1986以降、すべての新生児に必ずワクチン接種をしているはずです。
医療従事者も同じです。
産院でご確認されてみて下さい。

さん
調べた事を貼り付けます。

B型肝炎の治療
虎ノ門病院消化器科部長 熊田博光

B型肝炎のうち、特に注意が必要なのは、母子感染から起こる慢性肝炎です。なるべく早くウイルスを発見して、肝臓の状態がよいうちに治療を受けることが大切です。

B型肝炎の特徴

B型肝炎ウイルスが発見されたのは、今から約30年前です。その後ワクチンが開発されたことから、新たな患者さんは激減しました。30年前は約300万人といわれたB型肝炎ウイルス(HBV)のキャリア(ウイルス保持者)は、現在では約150万人以下といわれています。

B型肝炎は、B型急性肝炎とB型慢性肝炎に分けられています。

B型急性肝炎は、そのほとんどが性行為による感染です。感染者は、年間約10万人といわれています。症状はあまりありませんが、体がだるい、疲れやすい、食欲がなくなる、尿の色が濃くなる、黄疸が出るといった症状が現れる場合もあります。

しかし、数ヶ月後には自然に治り、急性肝炎から慢性肝炎に移行することはありません。急性肝炎が、劇症化して(劇症肝炎)、命を落とすことがありますが、これは非常にまれなケースです。

問題なのは、B型慢性肝炎です。B型慢性肝炎は母子感染で起こります。HBVのキャリアである母親の血液が、出産時に子供の体内に入ることで、感染するのです。

3歳以下の子供は、体内に侵入するウイルスや細菌を排除する免疫の仕組みが未発達なため、ウイルスに感染してもしばらくは発病せず、キャリアになります。それが成人を迎えた頃から、ウイルスの活動が活発化して、慢性肝炎を発病します。

HBVキャリアの約70%は、自覚症状のない無症候性キャリアとして、一生を大過なく過ごします。
ところが、残りの約30%は、ウイルスの活動性がずっと保たれて、慢性肝炎が徐々に悪化し、平均45歳ぐらいで肝硬変に、50歳くらいで肝臓がんになります。

しかし、今から約10年前にB型肝炎ワクチンが開発され、HBVキャリアでHbe抗原陽性の母親から生まれた赤ちゃんに、ワクチンの接種が行われるようになったので、現在ではB型肝炎に感染する子供はいなくなりました。

ですから、今後問題になるのは、生まれたときにB型肝炎ワクチンを接種されていない中学生以上の人達ということになります。

検査―血液検査でキャリアかどうかがわかる

慢性肝炎は、ほとんど自覚症状がありません。そのため、健康診断や人間ドックなどで、GOTやGPTを調べる血液検査を受けて、初めて肝臓の異常に気づくことが多いです。

GOT?GPTとは、肝細胞に含まれる酵素で、肝炎などで肝細胞が破壊されると、血液中に大量に放出されます。そのため、血液中のGOTとGPTの値を測定すれば、肝機能が正常かどうかがわかります。

しかし、GOT?GPT値が高いというだけでは、B型慢性肝炎にかかっているかどうかまでは判断できません。ウイルスの有無を知るには、血液中の抗原?抗体を調べる検査が必要です。

B型肝炎ウイルスは、表面がHBs抗原で覆われ、その内側の核となる部分にHbe抗原があります。
血液を採取して、これらの抗原を調べることでウイルスの有無がわかります。さらに抗体を調べることで、肝炎の状態や、感染力の強弱がわかります。

1. HBs抗原が陽性の場合:現在、B型肝炎ウイルスに感染していること をあらわします。

2. HBs抗体が陽性の場合:過去にB型肝炎に感染したが、現在は免疫ができ、もう感染しないことを表しています。

3. Hbe抗原が陽性の場合:感染力の強いウイルスを保持し、肝炎が悪化する危険性があることを示してます。最も注意を要する状態と言えます。

4. Hbe抗体:ウイルスが減少し、感染力が弱くなっている状態といえます。


治療

B型慢性肝炎の治療の目的は主に、病気の進行を抑えて、肝硬変や肝臓がんへの進行を防ぐことにあります。現在行われている治療法は、大きく分けて次の3種類です。

1. ウイルスの増殖を抑える-インターフェロン療法

ウイルスの増殖を抑えて、肝炎を根治させる治療法です。
しかし、B型肝炎の場合、C型肝炎に比べて体内のウイルス量が非常に多いことから、インターフェロンを使っても、ウイルスを排除することは難しく、C型肝炎ほどの効果は望めません。

しかし、ウイルス量が少ない人に対しては有効です。また次に挙げるステロイド薬より肝炎の重症化を招く危険性が少ないので、治療法として、第一に検討されます。
通常は、インターフェロンを約1ヶ月間、連日使用する方法がとられています。

2. 免疫力を高める
この下に続きますが文字数が一杯ですので知りたい時はもう一度投稿してください。

其の時にはコインは要りません。

B型肝炎について。