大腸がん末期のモルヒネ投与について???
さん大腸がん末期のモルヒネ投与について???
現在、父親がガン末期のため入院しモルヒネ投与(点滴)開始から1週間が経ちます。
入院前は、特にガン性痛はありませんでしたが、抗がん剤による副作用で四肢のシビレや
全身倦怠感、体位変換時の痛み、食欲不振等の症状がありましたが、歩行などは自立して出来ていました。
モルヒネ投与開始から1日ですぐにもうろうとし、幻覚なども現れ、黄疸もひどく食事は点滴のみです。
現在5日目にして、完全に寝たきり状態になっています。
意識は常にもうろうとした状態です。
これほどに、モルヒネを投与したら、急激に別人のように変わるものなのでしょうか?
ひとつだけ、私が(全身むくみもひどいので)マッサージを施すと、その時だけな意識がはっきりして、会話もできます(ろれつが回らないが)し、自分で寝がいりや、手を起こし伸びをしたりして驚かせられます。
このまま起き上がれるのではないかと思うぐらいです。(ちなみに職業、鍼灸マッサージしです。)
ただ、私自身の見解では、今の症状はモルヒネの副作用で辛いのではないかと思えて仕方ありません(ガン性痛も効いている可能もある)。入院前までは、多少でもまだ元気だったのに???モルヒネ開始からこんな状態に?????中断すれば多少は???。
たとえば、モルヒネ投与から一週間が経ちますが、この段階で投与を一時中断すれば、モルヒネによる副作用は治まるものなのでしょうか?(禁断症状は覚悟)。投与中断してどれくらいで治まる可能性?????(呼吸困難、口渇、発熱等)
また、中断後にガン性痛がひどかったら、再度モルヒネ投与を開始しても差し支えないのでしょうか?。
それとも中断しないほうが賢明なのか???
医師にそれとなく相談したら、中断は好ましく無いといわれました???
さん
痛みに対して適切に投与すれば、モルヒネ自体でもうろうとなることはありません。投与初期に眠気が出ることがありますが、もうろうとなるほどは増量するのは不適当です。開始量が多すぎる場合があります。通常、モルヒネにして1日あたり5mgー10mg程度で始めるのが適切とされています。
ただ、黄疸も出ていらっしゃるようなので、そちらの原因からの意識状態の悪化や幻覚だと、モルヒネをやめても改善しません。肝臓の力がないと、栄養の点滴自体が原因で昏睡になる方もいらっしゃいます。そのような状況ですので、安易にモルヒネのせいにするのは避けた方が賢明です。
しかし、持続的な痛みがないような状況だったのなら、十分中止できる可能性はあります。
モルヒネが過量であることが疑われる場合には、適切に減量すればモルヒネをやめることができます。禁断症状も出ません。
その後、痛みがあれば少量から再開すればよいだけの話です。
病気自体でかなり全身状態は厳しいような印象を受けますが、まずは主治医と現状を良く話し合っていただいて、何が原因と考えられるのか、どうするのがお父様にとって一番楽か(目が覚めるとかえって黄疸の苦しみを感じるだけに終わることもあります)など、よくよくご家族の皆さんで相談されてください。
一番安心できる方法が見つかることをお祈りしています。