注射薬の残量破棄について患者説明をしていますか?
さん注射薬の残量破棄について患者説明をしていますか?
先日、抗がん剤を使用した患者が金額が高いということで説明を求められました。1本500㎎で240300円する抗がん剤を2本使用していたのですが、この患者には800㎎使用し200㎎は感染の問題もあり保管しておいて次の患者に使用できないため残量破棄となりました。残量破棄になるからと言って病院がそれを負担していては注射を使用すればするほど損になるため当然2本で請求したのですが、患者としては金額の問題ではなく、使用していないものを何の説明もなく請求されたというのが納得がいかなかったようです。
そこで質問なのですが、患者に残量破棄分の注射薬も自己負担をしてもらう旨の説明をされている病院があればどのような説明をしているか教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
さん
アリムタ注射用500mgを保険外使用しているのでしょうか?
説明の仕方を間違っただけでしょう。
そういう時は、添付文書を引用しましょう。
9. 適用上の注意
(1) 調製時
1) 本剤は細胞毒性を有するため、調製時には手袋を着用する
ことが望ましい。皮膚に薬液が付着した場合は直ちに石け
んでよく洗浄し、粘膜に付着した場合は直ちに多量の流水
でよく洗い流すこと。
2) 本剤の溶解及び希釈には日局生理食塩液のみを使用するこ
と。カルシウムを含有する溶液との混合により濁り又は沈殿
が確認されているので、乳酸リンゲル液及びリンゲル液等と
の配合を避けること。また、他剤との混注を行わないこと。
3) 溶解後は室温(15~30℃)又は冷蔵にて保存し、24時間以内
に使用すること。溶解した残液は使用しないこと。
メーカーが書いてくれていますので、見せて説明しましょう。