義母が先日、子宮頚がんのステージⅳと宣告されたようです。年齢は７０歳、頚がんは...
さん義母が先日、子宮頚がんのステージⅳと宣告されたようです。年齢は７０歳、頚がんは比較的若年層に多く、ヒトパピローマ
ウイルスが影響していると聞きましたが、主原因はそれだけなのでしょうか？
また明日から入院して放射線治療を受けるのですが、多臓器に転移など見つかった場合、完治は可能でしょうか？とても心配です。先週下腹部のCTスキャンを行ったようです。症状は三か月前ぐらいから膣からの不正出血が見られていたようですが、高年者に見られがちなただの出血だと思ってそのままにしておいたみたいです。このような症例に詳しい方教えて頂けますか？
さん
こんにちは。とてもご心配なことと思います。
子宮頚ガンは若い人から高齢者まであらゆる年代の人がかかります。
もともとは50代から上の人が多かったのですが、近年は性交開始年齢
の低年齢化により、HPVに感染する機会が増えたことが原因で、20～
40代の若い層に患者が増えてきています。
おっしゃるとおり、頚ガンの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)です。
このウイルスに長期に渡り持続感染することで、正常な細胞が異型細胞
となり、そこから感染しているHPVの型の悪性度と個々の自己免疫力等
によりガン化するか、継続的に異形成のままか、正常に戻るかに別れる
ところとなります。
お義母様はステージ4とのこと。下記のホームページに詳しく病期とその
治療法について書かれていますので、ご参考になさってください。
ステージ4は通常、外科的処置ができない段階ですので、抗ガン剤や
放射線治療が主な治療法となります。
恐らく遠隔転移もあるかと思いますので、予後については残念ながらかなり
厳しい状況かもしれません。
ガンを小さくさせる治療と、痛みを取るなどの対症療法が中心になるでしょう。
勿論同じステージ4でも個人個人で予後は違いますので、一般的なお話
ということになりますが???
どうぞお大事になさってください。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/cervix_uteri.html#prg9