B細胞性急性白血病について教えて下さい。現在息子が治療中です。1回目2回目の治療...
さんB細胞性急性白血病について教えて下さい。現在息子が治療中です。1回目2回目の治療は大量メソトレキセート投与と言われました。 2回目の治療時にメソトレキセートが身体から中々抜けなかった為3回目の治療はキロサイドとペプシドを投与しています。先生は問題はないですと言っていますが心配です。治療方法は間違いないのでしょうか。よろしくお願いします。
さん
息子さんは、急性リンパ性白血病(ALL)か、急性骨髄性白血病(AML)なのか
分かりませんが。
まずALLの場合、高い確率で脳?脊髄(中枢神経)に浸潤するといわれています。
息子さんの状態は現在、中枢神経に浸潤されているのか分かりません。
大量のメソトレキセートの投与は、浸潤予防のための投与です。またすでに浸潤
している場合も、白血病?悪性リンパ腫で使用する抗がん剤では、脳の血管関門
(脳の自己防御)でブロックされ薬剤が到達いたしません。
それでメソトレキセートを髄腔内に直接注入(髄注)するわけですね。
また治療法ですが、まずは初回寛解導入療法で行っていると思います。
数ある抗がん剤の組み合わせは、治療法が確立されていない場合、それぞれ病院の
プロトコール(治療戦略)があります。また、個々の患者さんの全身状態でも
変わります。
まずは予防的にメソトレキセート、そしてキロサイド(シタラビン Ara-C)。
これは「High dose MTX-AraC(ハイ?ドース?アラシーMTX)という治療法です。
MTXは、メソトレキセートの略語です。
それにペプシド(VP16)ですね。これも抗悪性腫瘍剤です。薬品メーカーによって、
ペプシド=ラステット=エトポシドと商品名は変わりますが、みな同一剤です。
どうぞ主治医の先生を信じ、息子さんが一日も早く寛解になられますことを願って
います。何かの参考に、下記サイトを貼らせていただきます(悪性リンパ腫患者)。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ALL.html
http://pathy.med.nagoya-u.ac.jp/leukemia/node14.html