70歳男です。胃癌ステージIVでTS-1シスプラチンのクールを始めましたがCEAは開始２...
さん70歳男です。胃癌ステージIVでTS-1シスプラチンのクールを始めましたがCEAは開始２週間で半分に下がってきました。転移巣の消失やリンパ節の縮小化があったら開腹して胃取るって言われましたがベストの選択ですか？
胃がんの追跡で 治療効果判定にCEAてのや DUPAN-2を追跡するって言われましたが 自分は糖尿病あってルイスマイナスの血液型でHbA1cは6.6%でいいほうなんで切るっていわれても何のことやらわかりません。 胃がんIVで元の胃を切って取るってことはするんですか？ CEAっていくつに下がったらなったら切るんですか DUPAN-2 ３００もあるんですがこれはむしろ治療後上昇し６００ 入院時１９あったCEAは半分になっています。先生は良いですねって言っていますが、2クールはしないと判定できないと先生は言っています。 転移が消えてなくならないと切らないんですか？ さっぱり消えてなくなれば良いのに???誰かおしえてください。お願いします。
さん
転移巣の消失、リンパ節の縮小化、DUPAN-2、CEA、タキソール、ステージⅣ、MRI、腫瘍マーカーなど専門用語をならべても、筋が通らないように感じます。ご質問者様は癌という病気をどのような病気だと考えていますか。それがボヤーとしていると、治療方針もきまらないのではないですか。心臓癌はないのは知ってると思います。肺や脳に転移する癌細胞が心臓に転移しないのはなぜでしょう。心臓に転移する必要がないからです。癌細胞だって必要のないことはやらないのです。つまり無茶苦茶ではないということです。こんなに筋のとおった生命体はほかにありません。それに対していきなり斬りかかるというのではあなたたちのやってることのほうが無茶苦茶でしょう。あなたより癌細胞のほうがよっぽど筋のとおった行動をしています。
さん
＜ルイスマイナス血液型
に関して。
血液型にはABO式、Rh式以外に、ルイス式血液型というものがあります。
このルイス血液型のLea（ルイス?エー）抗原なる物質は、
膵臓癌、胆嚢癌、胆管癌、胃癌、大腸癌などで異常発現することが知られています。
胃癌の腫瘍マーカー（CEAやCA１９-９）と合わせて、癌の指標に用いられる事があります。
さん
ステージⅣとは遠隔転移がある状態です。
シスプラチン＋TS-1は胃癌に対する抗がん剤治療の中で
現在日本で唯一標準的治療となりうるものです。
どの施設でもステージⅣの胃癌で腎機能障害などの
背景がない限り第一選択薬としていると思います。
問題は化学療法後、効果が得られた場合
胃切除するかどうかです。
この部分に関しては明確なデータはありません。
胃を切除したから生存期間が延びましたという
報告をしている施設がありますが、
胃切除後も抗がん剤を使用しています。
胃だけ取り除いても転移を含め全身に回っている癌細胞が
残っている限り抗がん剤を使用し続ける必要があると思います。
また、転移が残っている状態で胃だけとっても意味がないので
転移がなくならないと手術してもあまり意味がないと思います。
胃切除により腫瘍のボリュームは減るので
多少効果はあるのかもしれませんが、
個人的な意見としては、ステージⅣで遠隔転移がある以上
全身に癌細胞がまわっている可能性があり、
胃だけとっても癌細胞が残っている可能性が高いことから
抗がん剤の効果のほうが重要ではないかと思います。
あと、抗がん剤のみもしくは抗がん剤＋手術で
見た目上癌がなくなったとしても抗がん剤を使用し続けたほうがいいです。
細胞レベルでは癌細胞が残っている可能性があるので
やめたら再発する可能性があります。
ということは抗がん剤をずっと使用していくことになります。
手術するかどうかは本人と主治医の考え、希望によると思います。
個人的な意見ですが自分が主治医なら基本的に手術をお勧めしません。
よっぽど抗がん剤が効いて転移がなくなって落ち着いている場合のみですかね。
さん
私は専門家ではないですが。TS-１＋???????というのは、みんながよくやる化学療法の中で、今現在の認識では最も効果があるベストな方法だと思います。（それ以上薬を増やす治療は、臨床治験としてなら実験をやっている病院でできますが、副作用が増えることは確実ですけど効果が増えるかどうかはあまり確実ではありません。）CEAも半分に減って、とってもいい出だしじゃないかと思います。でも???????を使うとけっこう副作用が大変ですよね。ここに質問されたことも含めて、大変がんばってられるんだなと思います。
胃癌ステージⅣで転移巣がなくなって胃を切ったという話は、聞いたことがあります。というか数人はあったことがあります。食べ物が胃を通らなくなったから病院に行ったら胃癌ステージⅣで、胃を切ったあとまた食べられるようになったという話は、まぁまぁよく聞きます。胃癌で遠隔転移があって食べ物も食べれるし転移巣も消えてないけど胃を切ったという話は、私は聞いた記憶がありません。
「糖尿病あってHbA1cが6.6%でいいほうなんで切る」とは、「あなたは糖尿病という血液の中にブドウ糖が増える病気を持っています。糖尿病の現在の病気の状態を示す世界標準の指標として、HbA1cという値（血液の中にあるヘモグロビンのうちどれくらいに血のなかのあまったブドウ糖がついてるか）が知られています。HbA1cが大きければ、手術後の合併症が増えるという論文がありますが、あなたのHbA1cは6.6%と、比較的低いので、手術のリスクは普通の人より高いけれど糖尿病の人の中ではそうでもありません」＋「血液型にはABO型のほかにルイスさんが決めたRh+、Rh-という血液型があり、日本ではRh＋が9割以上をしめますが、Rh－のひとも結構います。手術すると輸血をするかもしれませんが、日赤の都合上輸血の際Rh-の血液は基本的に予約が必要です。何かの理由で突然輸血が大量に必要になったとき、Rh＋の血液を輸血せざるをえないことがあり、そのとき一度目はたいてい大丈夫（普通の輸血と副作用の頻度はほぼ変わらない）けど二回目以降は拒絶反応をかなりの頻度で起こすので、正直外科医としては手術はあんまりしたくないけど、まぁ特にRh-だから予後が悪いわけではありません」という意味にわたしはとっています。
あんまりこの情報は参考にならないから、「胃癌治療ガイドライン」という本をみたり（←医者用の本ですから私はみたことありませんが???）、患者会のページを探したり、英語が読めるならばHONsearchという世界中の患者が使っている病気について調べる無料のサーチエンジン（胃癌＝gastric cancerで検索をして分からない英語はスペースアルクという日本のサイトについている「英辞郎」という辞書で調べてください）があるのでそれを使ったりするのがお勧めです。一度きりの人生ですから、いい人生にされてください?