癌の治療費義母(73歳)が先日、緊急入院をしました。進行癌の大腸がんで、子宮と...
さん癌の治療費
義母(73歳)が先日、緊急入院をしました。
進行癌の大腸がんで、子宮と膀胱に浸潤しており、大腸から膀胱に道ができていて、便が膀胱に行ってしまうのと、 腫瘍が大きく腸閉塞の恐れがあり、絶食状態です。
CT上、肝臓や肺への転移は認められませんが、リンパ節は恐らく転移しているとのことです。
医師の話では、大腸、子宮、膀胱の全摘が理想であるが、開腹してみないと腫瘍全てを摘出できる状態かはわからない、との事でした。
オペ内容は大腸癌摘出、人工肛門作成、子宮全摘、膀胱摘出、膀胱再建です。
①開腹し全ての腫瘍を摘出することができ、術後化学療法を行った場合のおおよその余命と費用。
②開腹し一部腫瘍を摘出し、術後化学療法を行った場合のおおよその余命と費用。
以上2点について教えてください。
現在、世帯収入は年収800万円です。
高額医療費制度について調べましたが、家が一般に当てはまるのかどうかいまいちわかりませんでした。
また、がん保険に加入していない為、治療は健康保険適用内で考えております。
がん治療はピンからキリまであり、はっきりした金額がないものなのですが、全く想像がつかず、おおよそのものだけでも知っておきたいと思っております。
よろしくお願いします。
さん
費用に関しては知識に乏しく、正直自信がないことをお断りしておきます。
近年DPCという料金計算を採用している医療施設が増えていることもあり、施設ごとにずいぶんと異なります。
ものすごくどんぶり勘定ですが、まずは入院+手術で250万の3割負担+差額ベット代など、といったところでしょうか。
術後の化学療法はその内容によって大きく異なります。
国内最先端のアバスチン+FOLFOXが最も高額ですが、これは完全な切除が不能、もしくは再発のときの治療法として月2回、月額70万前後でしょうか。
いずれにせよ、高額医療費制度は月額9万(ぐらい)を超える分があとになって返還されるはずです。
手術後の化学治療の期間に関しては、がんそのものが残っている場合、体力が許す限りにおいてエンドレスです。
理論上で切除しきれた場合の術後補助化学療法であれば現在のガイドラインでは6か月という期間が推奨されています。
補助化学療法までであれば、FOLFOX療法が8月に保険適応になったばかり、内服のUFT+ユーゼルであれば月20万台程度だったかと???。
いずれにせよ、手術で切除可能かどうかで、その後のすべてが大きく異なってきます。
子宮?膀胱への浸潤だけであればステージⅡ、手術単独での治癒は統計上は8割弱、
リンパ節転移が3個までならステージⅢa、治癒は7割前後、4個以上であればステージⅢbで6割といったところでしょうか。
これに補助化学療法が加わって1割ぐらいは成績が上がるようです。
仮に再発があっても再手術での切除が可能であれば治癒することが可能な時代になりました。
切除しきれなかった場合、もちろん病態によりますが、
通院で化学治療をしながら日常生活を過ごしてもらって最近では平均で2年を超えます。
いろんな意味で元気に過ごす期間が金銭負担で左右されるのが現実になってきたように思います。