悪性リンパ腫についてお伺いいたします。抗がん剤を始めて1クールですが、後一週間...
さん悪性リンパ腫についてお伺いいたします。抗がん剤を始めて1クールですが、後一週間で退院の許可が出ました。後は通院らしいです。
特に副作用はなく、元気?です。
これは軽いほうだとみていいですか?。
入院後、二週間での退院に驚いています。
さん
質問者様の過去質問を拝見しました。悪性リンパ腫は分かりましたが、
肝心な病型が書かれていません。
ホジキンか、非ホジキンか。非ホジキンなら、B細胞性の何か?
T細胞性の何か?。悪性リンパ腫は総称で、分類として30種類以上の
正式病名があります。全身状態がよく、初回治療で目立った副作用が
なければ、退院となりあとは通院で治療は普通です。
ただ、2週間で退院となってあなどってはいけません。
化学療法(抗がん剤治療)も治療を重ねる毎に、抗がん剤の
蓄積で必ず何らかの副作用が出てきます。それは個人差がありますが、
脱毛?吐き気?味覚異常(味が分からない)?嗅覚過敏(ご飯?石けんの
匂いでムカムカ感)?爪の変色?色素沈着(手足に黒いシミ?斑点)?
手のしびれなどです。どこに強くでるかは人によって違いますが。
それと先ほども書きましたが、悪性リンパ腫はステージよりも、
その病型(病名)が重要です。治療により、一度良くなっても再発しやすい
タイプもあります。治療は半年続くと思いますが、この疾患に少なくても
5年は「治癒」という言葉はありません。治療の結果、腫瘍が消失した
状態を「寛解(かんかい)」と言います。治癒ではありません。
一応画像上には無い状態ですが、どこかにまだガン細胞が潜んでいるかも
しれませんので、3?5年は経過観察で定期的に診察?検査をします。
ちなみに私は、ホジキンのリンパ球減少型の寛解中の患者です。
どうぞ半年の治療で、寛解になられるように願っています。
さん
悪性リンパ腫の抗癌剤治療は、本来は外来通院で行えるものですが、ごくまれに重大な副作用が出ることがあるので、1クール目だけ入院して行うことが多いです。
ほとんどの患者さんが2クール目から外来で行っています。
質問者さんも自覚している副作用がないようなので、経過は順調と考えて良いでしょう。
骨髄抑制も、軽度なのではないでしょうか。
ただ、骨髄抑制が強く出ると、感染などを起こしやすくなります。
2クール目以降、採血で白血球が3000以下に下がっているようなら、感染のリスクが高くなっているので、うがいと手洗いをしっかり行うようにしてください。
お大事にしてください。