がんの再発について
さんがんの再発について
がんの再発について教えて下さい。がんが発見された場合、手術で取り除きますよね。
その後、何故再発により死に至るような事があるのでしょうか。
手術の時点では一応がんは無くなっており、もし隠れて転移していても、医者も経過を綿密に調べているわけですから
第1ステージ程度の段階ですぐに発見されますよね。
その度に手術して取り除けば良いのではないのでしょうか。
ひょっとして、がんの再発で死亡するとは、転移先が不幸にも手術できない場所である場合を除いて、
すっかり治ったもの油断してして、又、定期的に健康診断や医者に行かない人がなるものの事でしょうか。
素人判断ですが、詳しい人、よろしくご教授下さい。
さん
どんなに綿密に調べても、1cm以下のがん細胞の塊を見つけるのは困難です。
そして、がん細胞が転移する能力を獲得するにはいくつかの関門が必要です。ただ、その関門をこじ開けると、どんどん転移して行きます。
見つけた1cmの転移したがんにはおおよそ10億個は細胞が含まれていますので、転移が発見される前に、その転移(ないし切除する前のもとの腫瘍)から、たくさんのがん細胞が流れていて、転移先は一つで収まらないことがほとんどなのです。
ですので、手術でどうやっても取りきれない(見つけられないものはとれませんし、同時多発的に何個、何十個とあれば取るのは無理です)、あるいは取ろうとした手術による体力低下で、残ったがん細胞がどんどん増殖して、かえって寿命が短くなってしまうのです。手術は大きな体の負担になるので。