急性前骨髄球性白血病の入院治療期間は、個人差があるのですか?
さん急性前骨髄球性白血病の入院治療期間は、個人差があるのですか?
早期発見や年齢も関係してるのでしょうか?
さん
医療関係者です…。
ご心配のことと思います。過去の質問も拝見させていただきました。
(患者である、お母様の年齢が不明ですが…。)
まず最初に「白血病」その中の「急性前骨髄球性白血病」について
他の「臓器がん」との違いから説明します。
「白血病」をはじめとする「血液がん」は「臓器がん」とは違いまして、
最初から「全身病」です。したがって「血液がん」治療が長引きます。
多くの「臓器がん」とは違って「切ればいい」とはいきませんので…。
また「臓器がん」の場合、結果的に「早期発見」と言われることが
ありますが、そのような定義は「血液がん」には当てはまりません。
とは言え確定診断された時点で「症状が進んでいるのかどうか」で
治療方針や入院期間も個人差があります(ありすぎ)し年齢にも
大きく左右されます。
「急性前骨髄球性白血病」の場合、すでに「特効薬」が開発されて
います。(「ビタミンA誘導体」ベサノイド)
しかし、余りにも白血病細胞が増殖している場合には副作用が多く
出てしまいます。(胸水など)
したがって進行度合いによって治療方針が異なってきますし治療期間も
異なります。
有名なところでは格闘技の「アンディ?フグさん」、歌舞伎の「市川団十郎さん」
が同じ「急性前骨髄球性白血病」でしたが、市川団十郎さんの場合、かなり
進んだ状態で、再発、また「抗がん剤」使用(?)による新たな「血液がん」の
一種「骨髄異形成症候群」となられ、骨髄移植を受けられましたがお元気の
ようです。
私が知る限りですが、最高齢の骨髄移植(臍帯血)は弁護士さんで90歳前
だったと思います。
このように劇的に治療法が確立されつつあるのが「血液がん」の分野です。
とりあえずは「寛解」状態に持っていくための治療となりますが患者さんの状態
により個人差があります。ご家族として「知識」を持たれるのも重要ですね…。
また「知恵袋」内での「トンデモ回答」にもご注意くださいませ。
どうぞ、お大事にされてくださいませ。
また