主人が悪性リンパ腫、肺がんの疑いありと言われました。
さん主人が悪性リンパ腫、肺がんの疑いありと言われました。
主人(38歳)が二か月前から首、肩、腰、足の付けねが痛く(激痛)、一か月前から首、二の腕、付け根に3、4センチのしこり(だんだん大きくなっている)があり、個人病院で見てもらいましたがはっきりわからないとのことで最近大学病院で血液検査(一部結果待ち)、CTをやったところ悪性リンパ腫か肺がんの疑いがあると言われ、来週月曜に生検のため腕のしこりを一部とる手術、小岩の病院でPETをやる予定でした。
しかし、お義母さんと相談したところ、ガンセンターのほうがいいだろうと話し合い、来週の月曜に紹介状、CTの結果をもってがんセンターに行くことにしました。生検、PETはキャンセルします。。
ガンセンターでは呼吸器内科、血液内科を受診するため予約をいれました。
当日はどんなことをやるのでしょうか?
突然ガンかもと言われパニックになっています。主人も相当落ち込んでいて私もどう接していいかわかりません。
まだ診断は確定していませんが自分に知識をつけようとおもいます。
今行っていた病院では生検、PETの結果が分かるまで早くて二週間と言われましたがガンセンターではこれよりも早く結果わかりますか?二つの病院で結果待つほうがよかったのでしょうか?
主人は体が相当痛いらしく痛み止めを飲まないと生活できません。
相当進行してしまっているのでしょうか。
どなたかアドバイスお願いします。
さん
悪性リンパ腫の患者本人です。長文になりますが。
まず転院された場合、検査は一からやり直しになります。問診?視診?触診?
血液検査?尿検査?X線?超音波?生検?CT?MRI?ガリウムシンチなど
検査は目白押しとなります。
なおシンチは、骨シンチ?ガリウムシンチがありますが、悪性リンパ腫の
場合はガリウムシンチの検査となります。骨シンチではありません。
http://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/section/shinryogijutsu/hosyas...
私の場合、腋窩?鎖骨のしこり?肺に影?肝臓の腫瘍。検査は疑わしきを
消去法で行いました。肺の腫瘍がリンパ節に転移したのか。肝臓の腫瘍が
リンパ節?肺に転移しているのかを。まず肺の影を調べるため気管支鏡生検。
次に肝臓の腫瘍を肝生検と。結果は、肺がん?肝臓がんではないことが分かり
ました。そして本丸、しこりの生検でした。
生検の結果は、やはり2週間はかかるでしょう。悪性リンパ腫の病型
(30種類以上)を突き止めなければなりません。ホジキンか、非ホジキンかで
治療法は全く違う抗がん剤での治療となりますし、非ホジキンならB細胞性か
T細胞性か、そして型の特定です。年単位?月単位?週単位で進行する、
どの型に属するか。ここは病理医が慎重に診断します。病理医が精査したものを、
次は血液内科医師全員で再度カンファレンスして、合意したものが「確定診断」
です。それでインフォームドコンセント、病状説明?告知です。併行して、
化学療法(抗がん剤治療)に耐えられるか、心機能?肝機能?腎機能?肺機能の
検査もあります。虫歯の有無まで聞かれます。これは、化学療法により白血球が
極端に落ちますので、細菌?感染症に弱くなるからです。
私の場合は原発腋窩、肺?肝臓に複数浸潤でステージ4です。固形がんでいえば
末期ですが、悪性リンパ腫の場合、ステージのグレードより病型で予後を予測で
きます。ですので、型が重要です。化学療法が効きやすい型、治療抵抗性の型が
ありますので。
すみません、まだリンパ腫か、肺の方なのか、それとも他の疾患かも確定されて
いませんが、リンパ腫の患者ですので長文を書いてしまいました。
ちなみに私は治療を終えて3年目ですが、不自由なく日常生活をおくり、仕事も
難なくしています。現在は、治癒?完治ではありませんので、2ヶ月に1回は
経過観察で診察に行っています。また、残念ながら再発して現在治療中の
患者仲間とも連絡を取り合い、情報交換もしています。
従って、上の方が心配されていますが、治療の最新状況?最新の治験情報は
十分に持ち合わせています。
なお、知識は邪魔になるものではないと思います。疾患別の下記サイトを参考に
貼らせていただきます。肺癌?悪性リンパ腫の項目をごらんください。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/index.html
長文になりましたが、疾患が確定しましたら、またお書き込みください。
ご主人様の疾患の原因が、一日でも早く究明できますことを願っています。
さん
知識は他の皆さんのおかげで充分になりましたね。私は解決方法をお伝えします。なにより痛みに耐えているご主人さんを一日も早く元の状態になれば良いなと思っています。福岡に細井睦敬名誉医学博士がいます。癌のプロです。少し早いかもしれませんが、痛がっているんですから。細井先生なら今やこれから、ご主人さんはどうしていったら良いか教えてくれると思います。検査結果が出るまではこれをして、出たら内容によってはこれをして、ご主人さんに今できる最善の方法をご存じなはずです。クリニック細井皮膚科で検索トップです。
さん
他の方と話がかぶらないように肺がん中心に書きましょう。
肺がんの検査は以下のものを実施するでしょう。
?胸部CT???体を輪切りに画像を見ることによって、腫瘍があるかどうかを確認する(痛みなし)
?腫瘍マーカーの測定???参考位にしかなりませんが、ガンができると多くなる物質を測る検査です(血液検査)
これで腫瘍(がんだけでなく)が見つかると確定診断をつける意味で以下の検査をします。
?気管支鏡検査???胃カメラの気管支バージョンと考えれば良いです。細胞を採ってきて癌か調べます。(少し苦しい)
気管支鏡検査の結果をまたないこともあるが、がんの可能性が高まると以下の検査をします。
?MRI???頭に転移することが多いので頭の腫瘍を調べる
?骨シンチ???骨への転移も多いので骨の転移を調べる(PET実施時にはそちらで代用できるのでやらない)
?腹部CT???おなかの臓器の転移を調べる
?PET(PETCT)???体にがんがあれば、すごく早く大きくなるために、たくさんのエネルギー(糖分)を必要とします。出すので、簡単に言うとマークを付けた糖分を体に入れて、それがたまっているところがあればがんであると判断できる検査です。
最近のがんセンターや大きな病院ではほとんど導入しています。これを実施することにより、骨シンチなどの検査を省略することができ、体中の(膀胱、前立腺、腎臓、頭などを除く)多くの部分のがんを検査することができます。
これに関しては、PET検診と一緒にしない方が良いと思います。PETは画像の分析の仕方や、特徴を高いレベルで知っている必要があるので、検診で実施しているものを見る方と、がん専門施設にいる方とでは腕に違いがあるのと、がんがあることを前提に実施するので、検出率は上がります。特にご主人さんのように、数か所に腫瘍がある方ならそれを前提に診ていくと、悪性か良性かの区別は高いレベルで確認できると思います。
以上がおそらく行われる検査です。
どれも、時間のかかる検査になりますが、同時進行もできるので全部で2週間くらいと思います。
痛みは、がん拠点病院なら緩和治療外来をやっていると思いますので
治療方針が決まれば、しっかりとっていただけると思いますよ。
できれば、悪性でなければよいですね。
ただ、悪性なら正しい戦い方が必要になりますので、以下の国立がんセンターが出している
がん情報ページで勉強するとよいかも知れませんよ。
癌の弱い立場の人の心に付け込んだ、根拠のない食品や治療法を高額で進めるHP等や古い情報で惑わされることがありますので、気をつけてくださいね。
下の方の回答も3年前の知識では正しいですが
一部最近治療状況や方法も発展しているものがあります。
↓悪性リンパ腫に関するページのアドレスです。もちろん肺がんのページもあります。
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/ML.html