2009年6月13日土曜日

クラミジアの検査と子宮頚癌の検査をしました。クラミジアは陽性反応が出て今、抗...

クラミジアの検査と子宮頚癌の検査をしました。クラミジアは陽性反応が出て今、抗...

さん

クラミジアの検査と子宮頚癌の検査をしました。
クラミジアは陽性反応が出て今、抗生物質を飲んで治療中です。
子宮頚癌の結果は細胞菌(?)が出現してきてると、診断されました。

近いうち、もしかしたら子宮の中にも細胞菌(?)が出現してるかもとのことで、再検査で子宮体癌の検査もすることになりました。
まだ子宮体癌検査のほうはしてないんですが今のこの段階では癌の可能性というのはあるのでしょうか??
菌が出現しているということはやはり癌なのですか?
症状としては、二回ほど子宮がキューっと痛くなり、おりものが少し茶色のような気がして病院に行き、検査を受けました。
その時にエコーでみてもらったのですが、子宮、卵巣には特に何か異状があるとは言われませんでした。
念のための子宮がんの検査をすることになり子宮頚癌の検査をしました。
色々調べてみたんですが、治療法が子宮全摘出とかいてあったのですが、まだ二十歳で出産も希望しているのでなるべく子宮は残したいのですが可能なんでしょうか??

さん
子宮頚がんの検査は細胞診です。
クラスⅠ、クラスⅡは異常なし。たぶんクラスⅢの結果だったのではないでしょうか?
クラスⅢは一部に正常でない細胞がみつかった、という段階でまだがんと判定されたわけではありません。

再検査はおそらく、組織診だと思います。
詳しく検査をしてがんになりやすいものかどうかを調べるのだと思います。

今すぐ全摘などと言うことはありませんよ。
不安なことは医師に相談するといいですよ。

さん
まだお若いのに突然のことでびっくりされてしまいましたね。
でも大丈夫、ガンが確定したわけでも、子宮を全摘出しなければ
いけないわけでもありませんよ。

まず、子宮頚がんの検査で一番最初にやることは、
細胞診といって子宮頸部の表面の細胞を
綿棒のようなもので少しこすり取るものです。
質問者様はその検査をされたのだと思います。

日本では現在、その結果は日母分類という
クラス分けをされ、簡単にいうと、クラスⅠが正常、
クラスⅡが軽い炎症が見られるがほぼ正常、
クラスⅢ(a,bと分ける場合が多い)は異形成、
つまり正常ではない細胞が見られる(癌と確定した
わけではない)、ちなみに、aの方が軽く、bだとより
異常性が高いという意味、クラスⅣは悪性の細胞を疑う
(上皮内がんを疑う)、クラスⅤは浸透がんを疑う、
という結果になります。

ちなみに、ネットで調べると、たいてい以下のように
書かれているはずです↓

クラスⅠ:正常である。
クラスⅡ:異常細胞を認めるが良性である。
クラスⅢa:軽度~中等度異形成を想定する。
クラスⅢb:高度異形成を想定する。
クラスⅣ:上皮内がんを想定する。
クラスⅤ:浸潤がん(微小浸潤がん)を想定する。

ちなみに、癌の場合は、クラスではなく、ステージという
単位を使います。この単位を間違えると話がまったく
違ってきてしまいますので???

おそらく今回は細胞診の結果がクラスⅢ程度だったのだと
推測されますが、この異形成というのは、ガンではないので
ご安心ください。
よく「癌の前段階」という表現をされますが、実際に癌に進行
する確率は高くありません。
ただ、癌に進行してしまう場合もあるので再検査をして詳しく
内部の細胞まで調べたり(それが次の検査です)定期的に
状態をみましょう、ということです。
言い方を変えれば、手遅れになるものすごく前で気付けて
ラッキーだったね、ということです。

いま書いたように、結果がクラスⅢ以上であれば、通常再検査で
組織診をいうものをします。
これは、細胞診よりも詳しく細胞を検査するもので、爪切りの
ようなもので細胞を少し切り取ります。
(多少の痛みと出血がある場合がありますが、
ご心配されるほどのものではありません)
おそらく再検査とは体ガンの検査ではなく、この
頚ガンの組織診のことを指していると思われます。

細胞診の結果と組織診の結果は一致する確率が
70%程度と言われていますので、細胞診で少しでも
異常な細胞が見つかれば、念のために、高度の病変が
内部に潜んでいないかをみるのです。
もちろん、それで少し高度な異常細胞が見つかる場合も
あります。

が、極端な話、上皮内がんであったとしても、それは
上皮内に癌が留まっている状態ですので、その部分を
切り取ったり焼いてしまえば完治です。
(焼いて蒸発させる手術だと、万が一、その奥にさらに
高度は病変が潜んでいた場合に見逃すこともあるので、
細胞を切り取る手術をして、異常な部分を取ってしまい
そこは完治させつつ、切り取った細胞をさらに調べて
高度病変がないかを確認する手術の方がメジャーです。
これは円錐切除手術と呼ばれています。子宮頸部の
異常な部分を切り取るだけですので、子宮を摘出
するわけではありません。妊娠も出産もできます)

浸透がんについては、おそらく可能性は低いと
思われますので割愛します。

なお、子宮頚がんや子宮頸部異形成は性交渉による
ウイルス感染が原因ですので、そのウイルスの型を
調べる検査もあります。
これによって、癌化しやすいウイルスに感染しているのか
どうかがわかります。
(ただし、ハイリスクなウイルスに感染していたとしても、
必ずしも癌に進行するわけではありません)

いろいろ書きましたが、総合的に判断して、過度にご心配
される必要はないと思います。
まずは、正しい知識を持つためにネットでお調べになったり
(子宮頚部 異形成 という言葉で調べると良いと思います)
信頼のできるドクターに質問するのが良いと思います。

お大事に。

クラミジアの検査と子宮頚癌の検査をしました。クラミジアは陽性反応が出て今、抗...