2012年12月14日金曜日

プロトピック軟膏0.1%について処方して頂いた病院の先生には、あまり長期で...

プロトピック軟膏0.1%について処方して頂いた病院の先生には、あまり長期で...

さん

プロトピック軟膏0.1%について

処方して頂いた病院の先生には、あまり長期で使用するものではないと言われていました。

今日別の病院の先生には、あまり気にしないで、2年くらい使用している患者さんもしっているから。といわれました。

私としては、プロトピックを使用している方が、症状が落ち着くのですが、長期使用は勧めないと言われた先生の言葉も気になります。
またプロトピックに戻して使い続けていてもよいのでしょうか?

さん
プロトピック軟膏0.1%はステロイド外用剤等の既存療法では効果が不十分又は副作用によりこれらの投与ができないなど、本剤による治療がより適切と考えられる場合に使用する薬です。(このお薬の有効成分は、臓器移植後の拒絶反応予防薬として使われてきました。強力な免疫抑制作用を応用し、アトピー性皮膚炎用の軟膏剤として新たに開発されたものです。)

長期使用を進めない理由があります。
このお薬は、皮膚の免疫力を低下させます。これは主作用であると同時に、皮膚の抵抗力を落とすことでもあります。細菌やウイルスに感染しやすい状態になるということです。たとえば毛のう炎の発現率が約12%、カポジ水痘様発疹症の発現率が約4%という報告があります。とくに後者は重症化することもありますから、十分に注意してください。
また、長期使用における有用性や安全性が必ずしも確かめられているわけではありません。とくに、リンパ腫や皮膚がんの発現リスクを完全に否定することができません。ステロイド外用薬と同様に、医師の指示どおりに慎重に使用する必要があります

プロトピック軟膏0.1%について処方して頂いた病院の先生には、あまり長期で...