末期がんの患者に対して告知をすべきだと思いますか?
さん末期がんの患者に対して告知をすべきだと思いますか?
さん
余命1ヶ月の患者さまに原則論は必要ありません。1年ならば原則論もあり??かもしれませんが、「長さ」が、長いか短いかは主観です。医師と家族は立場も違います。治療の正確さや自信だけで、判断が正しいかどうか分かりません。
告知するかしないか???これは「末期癌患者だから??」という主題だけでは何とも言えない問題です。患者の性格、家族のあり方、親族の患者に対するそれまで生き方、医師の判断、余命の考え方、そして親族のその後の覚悟???すべてを語り尽くして結論づける問題です。そして結果については誰もいいも悪いも言えない問題です。この場合責任とか権利とかいったい何に対する誰のことなのでしょうか?。強いて言えば、責任のすべては、残された者が背負うのですから??。それ以外の誰でもないのですよ。
それこそ死にものぐるいで話し合って、考えて、考えてあげてください。
さん
私の父は余命以外告知しましたよ。
たまたま癌が見つかる何年か前に父から「もしガンになったら嘘つかないで告知してくれよ」って言われていたので。
さん
原則として、子供の患者や痴呆患者を除けば、告知はしなければいけない。余命と自力活動範囲次第でしょ。余命1ヶ月と余命半年では、告知するかどうか判断が異なる。寝たきりの人に告知しても今更かもしれないが、一人で何でもやっている人には告知は絶対必要である。末期癌といえども、完全に治る場合があることも知っておくべきである。末期癌を治したことのある医者ならば、もう少し治療してみましょうと必ず言うでしょう。末期癌患者を治したことのない医者は、もう手遅れで治らないから治療はやめときましょう、と言う。がんセンターのような専門病院だと、むしろ「治療はしません」、という医師が多い。寝たきりになった患者を入院させるとベッドがふさがるので、治る見込みの低い人は早いうちに切り捨てるのである。むしろ一般病院の方に、最期まで諦めずに治療してくれる医者が多い。
治療に自信のある医者であればあるほど、告知をします。告知をしないでくれと言う家族が少なくないが、ほとんど間違っています。癌の患者に残された貴重な余命は、家族のものではない。患者自身の貴重な制限時間なのである。その時間を治療の可能性にかけるか、治療放棄してやり残したことをするかは、患者自身に選択権がある。家族にはそんな権利はない。もし、あなたが末期癌になったときに、誰からも教えてもらえず、貴重な短い余命をだらだらと過ごしてしまったとき、動けなくなってから気づいた時に、ものすごい腹立たしさを感じませんか?私の一生を家族によって台無しにされたと、この人殺し家族と。可哀想という感情は、患者本人ではなく、家族の身勝手な独りよがりに過ぎない。本人にのみ自分の余命をどう生きるかの選択権がある。誰もそれを侵してはならない。