乳がん検診について質問です。
さん乳がん検診について質問です。
乳がん検診はやはりマンモグラフィーが一番有効ですか?!
マンモをやった人はみんな「あれは痛い」と言うのでやるのが恐怖になります。
そこで触診+超音波診断では発見できないものがマンモフラフィーでは発見されるのですか?!
触診+超音波診断では発見されないってことですか?!
さん
乳がんにはいろいろあり、腫瘤つまりしこりになる癌と微細石灰化を伴うものと石灰化を伴わないものなどあり様々です。腫瘤を形成せず石灰化の成分だけで広がるような乳がんもあります。マンモグラフィでもエコーでもある程度進んだ癌であればどちらでも同じように発見率があると考えます。しかし、初期の段階で発見するとなると、マンモグラフィとエコーはそれぞれ有利?不利があります。
マンモグラフィはがんによる微細石灰化の検出と診断に威力があります。マンモグラフィは初期の乳がんの発見については有効です。初期の非浸潤がんの微細石灰化はマンモグラフィでしか発見できません。しかし、マンモグラフィの弱点は若い人に多い高濃度乳腺です。つまり、乳腺が濃くて脂肪成分が少ないとしこりがあっても濃い乳腺の中に隠されてしまい、判定不能なことがあります。しかし石灰化のみの悪性所見の場合もあり、もしあればマンモグラフィで高濃度乳腺でも引っかかります。
一方、エコーは癌の微細石灰化はあまり発見できません。しかし、エコーでは高濃度乳腺の方でも小さくても腫瘤になる癌であれば検出できます(3ミリ程度からわかります)。逆に腫瘤だけの癌だと高濃度乳腺ではマンモグラフィでは発見されない可能性もあります。したがって一般論で言えば、40歳以上は触診とマンモグラフィ、40歳以下は触診とエコーというのが一応の目安ですが、中には20歳代でもマンモできちんと所見のとれる人もいますし、40歳以上でも高濃度乳腺のひとも実際かなりいます。そういう方はマンモのみでは判定不能例とされてエコー検査を追加して判断します。
マンモグラフィは乳がんの予防ではなく、早期発見のための最も有効な手段のひとつです。人によっては少し痛いようですが、恐れるほどではありません。いずれにしろ検診ではどちらかでも受けられればよいし、マンモグラフィを優先した場合は次にエコーを、エコーを優先した場合は次にマンモを受けるというように併用するのが一番良いと思います。
さん
乳癌検診は年齢別に検査の有効性が違います。
視触診+超音波診断の方が良い年齢も有るんです。個人差も有りますが。
とりあえず下のHP見てください。
http://pinkribbon.yahoo.co.jp/about/04.html
テレビの所為でマンモグラフィー神話がすっかり定着してしまってる感が有りますよね???。
さん
街中に監視カメラ(マンモ)を設置して交通事故を早期発見しても交通事故を予防したことにはなりません。
肺がんの予防は禁煙で、乳癌の予防はマンモだなんてすじが通らないでしょう。