2015年2月2日月曜日

医療職者の方、お願いします!骨髄移植後に起こるGVHD(移植片対宿主病)の病...

医療職者の方、お願いします!骨髄移植後に起こるGVHD(移植片対宿主病)の病...

さん

医療職者の方、お願いします!
骨髄移植後に起こるGVHD(移植片対宿主病)の病態生理(メカニズム)について教えてください!
お願いします!


さん
簡単にいうと、拒絶反応のようなものです。
ドナーの造血幹細胞がレシピエントに生着すると、レシピエントの体内では、新たにドナーの白血球が作られます。
今までとは違う白血球なので、それを異物だと認識すると、自分自身を守ろうとして新しい白血球を攻撃し(免疫反応)、様々な症状を引き起こします。
これをGVHDといいます。
移植後100日以内におこるものを急性GVHDといい、主に皮膚症状(発赤、びらん、水疱等)、下痢、肝機能障害がみられます。
移植後100日を過ぎると慢性GVHDといい、皮膚症状、口内炎、肝機能障害、肺障害、ドライアイなど、様々です。数ヶ月から、場合によっては死ぬまでその症状が続くこともあります。
ドナーとレシピエントのHLAが不一致であると、GVHDは強く出ます。

GVHDはドナーにとって悪い影響を及ぼすことをいいますが、逆に、拒絶反応によって良い影響を及ぼすこともあります。
これをGVL効果といいます。
移植後にドナーの体内に残存しているがん細胞に対しても拒絶反応が起こり、攻撃します。
これによって白血病等の再発を防いでくれる可能性があります。

GVHDもGVL効果も、起こるメカニズムは同じです。

さん
医療職ですが、難しすぎるのと、膨大な量になるためご説明できません。
申しわけありません。

医療職者の方、お願いします!骨髄移植後に起こるGVHD(移植片対宿主病)の病...