じん肺の検査で「異常なし」が出たら、肺がんもかかっていないと判断してもいいの...
さんじん肺の検査で「異常なし」が出たら、肺がんもかかっていないと判断してもいいのでしょうか?
主人が建築現場の職人なので、健康診断はじん肺の検査もします。
じん肺の検査は普通のレントゲンよりも詳しく撮影するような事を聞きました。
そのような検査で異常なしなのであれば、肺がんや結核にもかかっていないと思っていても大丈夫でしょうか?
主人はヘビースモーカーなので肺がんにかかっていてもおかしくはないと思うのです。
ただ、粉塵には侵されてはいないということなのでしょうか????
そろそろ子供もほしいなと思うようになったので心配なのです???
どうぞよろしくお願いします!!
さん
ふたつは別の病気です。ヘビースモーカーならば肺ガンは時間の問題でしょう。肺ガンは助かりにくいですよ。呼吸困難で苦しまないことを祈ります。
さん
基本的にじん肺の健康診断も、レントゲンで行われます。
肺癌はレントゲンで早く見つかっても、予後が変わらないことが示されています。つまり、検査しなくてあとで見つかっても、レントゲンで早く見つかっても、治療成績(予後)が変わらないということです。
検査で早期発見の効果を得るのであれば、CTが現在検討されています。しかし、どの程度予後を改善するのかについてはまだはっきりはしていません。また、CTも長い年月の後には癌の原因となる可能性があるので、健康診断で行うことが適切かどうかはわかっていないのです(レントゲンが無意味とわかるのに長い年月がかかった位、微妙な問題です)
肺癌は治療成績が改善したとはいえ、早期発見、早期治療が難しい癌です。煙草を吸っているのに肺癌を気にするのは、全く持っておかしな話と言うレベルなのです。煙草を吸っていれば、どんなに検査をして意味に乏しいのです(個人でできる癌予防は、1)禁煙 2)適正体重 3)胃、大腸(女性なら乳癌、子宮頸癌)の検診を受ける 4)バランスの良い食事 と言う程度で、あとはあまり意味がありません)。
また、タバコは肺癌だけではなく、ほぼ全ての喉頭癌の原因であり、食道癌、膵臓癌、腎臓癌、胃癌などの危険度を何倍にも上げてしまいます。煙草を吸う限り、肺癌どころか他の癌になるのを心配するのも、おかしな話なのです。癌になるのを気にするなら、禁煙しましょう。また、煙草を吸い続けると、肺の機能がどんどん落ちてきます。仮に早く見つかっても、肺が悪くて手術がうまく行かないということもよくあります。
また、癌にならなくても、肺気腫で酸素が手放せなくなり、そのうち窒息死します。
厳しい言い方ですが、煙草を吸う限り、健康になろうという考え自体がおかしいのです。タバコは自分の健康と引き換えにして楽しむものだからです。
さん
お仕事の詳しい内容がわかりませんので、判断しかねる部分もありますが、以下の点を確認してみてください。
その1
まず、仕事中はきちんとマスクなどをしていますか?
アスベストなどを扱う仕事であれば、きちんと定められたマスクをしていないと、後々中皮腫というガンを発がんする恐れがあるはずです。
その2
中皮腫などの恐れがあるので、詳しく検査を行っていると推察されますが、どの程度の検査をしているかによります。
通常の集団健康診断でも、大雑把な肺の病気はわかりますが、すべてわかるわけではありません。
完全に病気を否定したいのであれば、CTなども組み合わせていくべきです。
法律で、雇い主はご主人の健康診断を実施する(費用負担して医療機関に依頼する)義務がありますから、実施していることと推察されます。
しかし、CTなどまでの実施は、費用負担の問題もありますから、実施しているか疑問です。
また、必ずしもそうではありませんが、どんな性能の悪い検査(病気の見つからない検査)を実施しても、医療機関に法的拘束力はほとんどありません。
完全に健康であることを確認したいのであれば、自己負担が生じると思いますが、精度の高い人間ドックなどを探していただき、受診することをお勧めします。